吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

自己研さん の記事一覧

子ども・子育て会議を傍聴

2014.07.04 (Fri)
7月4日午後3時から中京区役所4階会議室で開催された「京都市子ども・子育て会議」の第2回ひとり親家庭部会を傍聴しました。

140704子育て会議傍聴

委員は佛教大学の西岡教授と市民公募委員の女性。特別委員は、公益財団法人京都市男女共同参画推進協会、京都母子生活支援施設協議会、社会福祉法人京都市社会福祉協議会、一般財団法人京都市母子寡婦福祉連合会、京都労働局の代表5名です。

子ども子育て会議のうち「ひとり親家庭」の支援について、特化して話し合う画期的な場です。私自身、議会の場で何度もひとり親家庭の支援を訴えてきた1人として、重大な関心をもって参加しました。(傍聴なので発言はできません。当たり前ですが)

京都市保健福祉局から、ひとり親家庭の実情についてきめ細かく調査報告があり、そこから導き出される課題が提示されました。

①土日の保育所など、実態に即した子育て支援サービスの充実。
②子どものしつけ・教育に悩みを持つ親へのサポート。
③持ち家率の低い母子家庭へ公営住宅への優先入居の促進。

次に就労支援について課題が報告されました。

①ひとり親になってから就労するケースが多い。
②非正規社員から正社員への就労支援が重要。資格取得へもきめ細かな支援が必要。
③仕事と育児の両立できる生活環境への支援が求められている。

これらに対して、委員から活発な意見が交換され、2時間があっという間に過ぎていきました。主な意見を列記します。

・子どもの進学への支援が大事。
・ひとり親家庭が「育児が楽しい」と感じていける環境整備が重要。
・就労支援の「ミスマッチ」が多い。、相談窓口を知らない人がまだまだ多い。
・父が思春期の娘へのかかわりに戸惑うケースなど、悩みを共有できる場が重要。
・ファミリーサポート事業や日常生活支援事業などを利用する人が少ないのは周知不足である。

私が痛感したのは、ここで話し合われた重要な課題は、きわめて深刻であるにもかかわらず、多くの耳目を集めることがない「マイノリティ」であるということです。つまり世間の関心があまりにも薄く、俗な言い方を許されるなら「他人事」のような課題にすぎないのです。本当に嘆かわしいです。

実際、この会議の傍聴者は私1人。記者席はあるものの誰も来ていませんでした。社会全体の「無関心」という大きなカベを、どう打ち破っていくか、真剣に考えていかなければならないと心の底から思いました。

議員として活動していく責任は、ますます大きいと実感します。ただ口先で行政にはっぱをかけるだけでいいのか? 市民と行政をつなぐ立場の重みをかみしめ、具体的に着実に行動し、1人2人と膝づめで忌憚なく語りぬき、意識変革の波を起こしていくしかありません。

気を引き締めてダッシュしていかなければならない、そう改めて決意を固めた日となりました。頑張ります!

京都芸大記念式典&シンポジウム

2014.07.01 (Tue)
7月1日午後、京都市西京区の京都市芸術大学は創立記念日を期して記念式典とシンポジウムを開催。私は経済総務委員会副委員長として参列するとともに、金剛龍謹氏や芸大教授のパネルディスカッションや鷲田清一氏の記念講演を研さんしました。

140701芸大シンポジウム-1

記念式典では京舞井上流の井上安寿子氏(井上八千代長女)が祝舞「上方唄」を披露。学長挨拶に続いて門川市長と中村市会議長が祝辞を述べました。

芸術資源研究センター開設記念シンポジウムでは、金剛龍謹氏や芸大能学部の学生が100年前の古フィルムと合わせて謡い舞うという斬新なワークショップで幕を開け、パネルディスカッションでは芸術で最も重要な創造性を生み出す貴重な要素である「アーカイブ」がテーマ。

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私自身、議会の本会議や委員会等の場で何度も「アーカイブ」を重視した文化政策の充実を主張していたので、芸大としてセンターを開設するなど本格的な前進が開始され、本当にうれしいです。今後に期待大ですよね!

最後に、日本を代表する哲学者・鷲田清一氏が「アートと社会」という重要なテーマで講演。現代のアートは、ビジネスやエンターテインメント等との境界が曖昧になっていると指摘し、3.11以降のアーティストが「芸術は社会に何ができるのか?」を問いかけて行動している事例を紹介しました。芸術の本源的なテーマが突き詰められているとのこと。

特に、東京芸大在学中の優秀な2人の女性が陸前高田市に住み込んで活動する中で、単なるボランティアではなく、共同体の一員になり切って同苦して活動していく中で、学生時代に「課題提出」に追われ、社会に出てからも才能や感性を「切り売り」するだけではないかという不安感が払しょくされ、アートを表現や発表としてしか捉えられていなかったと述懐している生の現実をとおして問題提起されました。

そして、ある芸術家の「アーティストは、となりの芝生に入るパスポートを持っている人」という言葉を敷衍し、アートとは広く社会のあらゆる分野で自己を実現し前進していくための技術(スキル)であり、教育の根幹であり、歴史を拓きゆく智慧であると語りました。深いですねぇ~! 芸術を学んだ1人として大いに勇気づけられました。(ま、私は京都や東京ではなく大阪芸大ですけどね!)

140701芸大シンポジウム-3

芸大キャンパスは洗練されたというか、落ち着いた佇まいでした。また、聡明そうな女性が多いという印象です。ま、これは「嗚呼、花の応援団」のモデルであるくらいバンカラだった大阪芸大しか知らない私の「ひがみ」にすぎないのですがね。

140701桂駅バスターミナル

なお、芸大に行く際は公共交通機関を利用しました。阪急桂駅のバスターミナルには、自転車左側通行を啓発する看板が地元の協力で設置されており、感動しました。

140701桂駅ナカビジネス
 
桂駅は乗降客がケタ違いに多いので、駅ナカビジネスは大変に充実しており、撮影に困りました。市内の多くの駅がこれくらい発展したら良いのですがね…… (^^;;

大阪市現地調査レポート

2014.06.23 (Mon)
6月21日土曜日は、現地調査Dayで大阪市に日帰り出張。

140621あべのハルカス全景

1ヶ所めはいま大注目のあべのハルカス。阪急から大阪市営地下鉄に乗り、天王寺駅で下車すると、想像以上の威容に圧倒されました。スゴイでしょ?

140621あべのハルカス1階  140621あべのハルカス美術館

時間の関係もあり、展望台や美術館は入り口付近をうろうろしただけで入場は断念しましたが、天王寺界隈がガラリと変貌してビックリです。

140621あべのハルカス歩道橋

ターミナルとしてのアクセスが抜群なのは昔からなのですが、周辺のショッピングモールや商店街とのリンクも雨に濡れずぶらぶら歩きが可能なのが素晴らしい。画像では分かりにくいでしょうが、JRと近鉄を結ぶ有名な歩道橋も屋根が付いています。スゴイです!

140621あべのハルカスから新世界

歩道橋からパシャパシャ撮影しましたが、動物園や新世界、通天閣も彼方に見えて、心が弾みます。大阪はスケールが大きいですね。壮大なビジョンのもとで尽力された関係者も、手応えを感じてることでしょう。

140621あべのハルカス裏側  140621あべのハルカス裏側アップ

個人的にはあべの橋駅の裏側がオシャレで安全快適なまちなみにイメチェンしたのに感動。発展を実感しました! 立ち食いうどんや定食屋は姿を消し、若き日に親しんだ風情が一変したのには、一抹の寂しさを感じましたけど…… σ^_^;

ハルカスの計画が立ち上がった時は、地元商店街や地域はどんな反応だったのか、気になりました。京都でも展開はどうなるのか、研究の余地ありかな?

2ヶ所めは地下鉄御堂筋線を北上し、本町駅を下車したビジネス街のど真ん中です。

140621本町通り自転車レーン

ここに設置された本格的自転車レーンは、中途半端ではないスグレモノです。完成直後に現地調査した時は平日午後でしたが、今回は土曜日。人通りやクルマの量は少なく、落ち着いた佇まいでした。

140621本町通り自転車横断

御堂筋との巨大交差点を悠々と自転車が渡っておられました。本町通りでも自転車レーンはしっかりと役割を果たしていると実感。京都のこれからの進展に向け、大いに刺激を受けました!

これからも、時間をつくって、近畿地方の先進事例を現地調査し、貪欲に学んでいこうと思います!

自己研さんにダッシュ!

2014.03.25 (Tue)
予算議会が終わり、京都府知事選の合間を縫って自己研鑽のため京都市内をダッシュしています。

140318防災センター

3月18日は、市民防災センターがリニューアルオープン。式典に飛び入り参加した後、館内を見学しました。予委員会や常任委員会で防災センターの充実と最新設備導入を主張していただけに感慨もひとしおです。写真は、今期で退任される長谷川消防局長と満面の笑みでツーショット。

夜は京都弁護士会館で自転車政策についての勉強会。これは、自転車問題に深い関心を持っておられる弁護士さんが月に1回のペースで集まって勉強されているもので、今回ゲストとしてオファーを頂いたのです。

先月の勉強会では、光栄にも私が2年前に市長に提出した「京都市まちなか自転車走行環境提案書」を教材にして頂いたとのこと。恐縮かつ緊張して参加したのですが、参加された6名の先生方は大きな問題意識を持っておられ、様々な課題についても詳しくご存知でした。密度の濃いディスカッションができ、講師という立場とはいえ、私の方が勉強になりました。冷や汗ものでしたが貴重なご意見を聞くこともでき本当に良かったです。(写真はありません。ご了承ください)

140319未来の京都研究会

19日はキャンパスプラザ京都で開催の未来の京都創造研究事業成果報告会を聴講しました。最先端の研究に取組む意欲ある若手研究者の育成と学生世代のコラボで知のネットワークを拡大し、未来の京都に資する政策を創造する試みです。

時間の都合で、「自然環境の共生」「学生参加型ソーシャルビジネス」「歴史的細街路の維持保全」「和装関連市場のセグメント」の4題のうち最後の2題しか聴講できませんでしたが、2つとも充実した内容でした。(後日冊子ができるとのことで楽しみです)

京都大学大学院工学研究科の森重幸子研究員は、「幹線道路に隣接する細街路の都市計画上の課題~歴史細街路の維持保全に向けて~」とのテーマで、京都市中心部の細街路について論じました。

京都市中心部「田の字」地区に密集する路地は歴史の奥深さと魅力を残す大きな価値を持っており、維持と保全を進めるべきとの観点に立って、きめ細かなデータを駆使して分析した提言を発表されたのです。

1つには、「袋路(通り抜けできない路地)」を建築基準法上で道路と見なさない現行のあり方は実情に合わないので、「建築指導の俎上」に載せるために確認申請図面に記載を義務付けるべきであると主張。要するに密集地で新たに建築する際にも袋路を対象に入れて実情に合わせた計画を誘導するというものです。(←合ってるかな?)

2つには、高層マンションに隣接する袋路の老朽家屋群への視点をクローズアップさせ、まちなか再生への協議を促進するルール作りのための基準を段階を踏んで設定するべきというもの。大事ですよね。

そのための具体的施策として、「残したい路地の市民選定事業」「細街路再生助成事業」「細街路再生への無料相談窓口や専門家派遣制度」を提唱。京都市会まちづくり委員会で議論を重ねてきた1人として大いに力づけられた発表でした。若い研究者が京都の細街路再生を真剣に研究してくださっていることに感動です。

また、立命館大学経営学部の吉田満梨准教授は、「和装関連市場における新たなセグメントとその特性の分析」とのテーマで、斜陽と言われる和装産業が復活し発展していくために情熱を込めた提言を発表。シンプルで明快な論旨は大変に分かりやすかったです。

高度経済成長期に文字通り驀進した和装業界が、頭打ちして下降線の一途をたどった理由は、確かにライフスタイルの変化が大きいのは言うまでもありません。その上で、着物がフォーマル化して価格が上昇してしまったことで、消費者から製品価値の不透明性を突きつけられ不信をもたれてしまったことが大きいと分析。業界が発想を転換して消費者ニーズに合った戦略を立てるべきと熱く語られたのです。感動しました。

徹底したデータ調査によって、着物に関心を持ち購入する層は2つの傾向があると分析。1つは「日常着のような感覚で着物のコーディネートをおしゃれと感じる」人たち。2つは「自分にぴったりのこだわりの着物を着こなしたいというニーズを持つ」人たち、です。

前者にとっては現在の和装業界はあまりに敷居が高く、“気楽に”楽しめないのがネックだとのこと。着物をおしゃれにかつ気軽に楽しみたい層へのライトなPRと形式を前面に出さない接遇がポイントという提案です。まさに180度の意識変革が必要かもしれません。

後者へのアプローチは、こだわりを持つ自分への親身できめ細かなサポートをしてくれる店が簡単に見つからない現状があるので、これをどう変えていくかが大事だという視点です。和の魅力に触れるきっかけが今よりももっと増えるため、多様なチャンネルを用意するとともに、関心を持った方への親切かつ丹念なフォローを強化するべきとのこと。

行政が取組むべき政策も提言されています。メーカーはものづくりと同時に「ものがたり=物語」も豊富に持っているので、これを効果的に発信するべきであること。もう1つは、安心して相談ができる小売店の情報発信。さらに中長期的には、「フォーマル→カジュアル」への転換を後押しする施策展開として、「着物コーディネートアドバイザー」的な存在を創出すると言う斬新な発想です。

「着まわし」を良いものであるという観点や、浴衣をきっかけ作りに活用するべきというアイデアも秀逸ではないでしょうか。素敵な着物姿で発表する吉田准教授の論旨は大変に説得力がありました。上京区の議員として嬉しくもありがたい研究発表でした。

140321西陣織会館織機
 
21日は、西陣織会館の地下で公開中の力織機を見学しました。西陣織工業組合が和装産業の復興再生の第一歩として、京都府や京都市の協力のもと、小巾力織機を開発して展示会を開催。多くの関連業界の方が参集されているとのこと。

織機の部品が枯渇し、後継者がないという文字どおり存亡の危機を跳ね返す第一歩です。市の支援体制はこのままでいいのかと、新たな問題意識を持つことが出来ました。私も市会経済総務委員会の副委員長として、今まで以上に真剣に応援したいと思います!

140322文化芸術フォーラム:金剛能楽堂

22日は、金剛能楽堂で開催された京都市文化芸術創生計画推進フォーラムを聴講。文化の香り高いひと時を満喫しすることができ、本当に幸せな気分に浸りました。

圧巻は、鷲田清一大谷大教授、小林昌廣情報科学芸術大学院大学教授、佐藤守弘京都精華大学教授、佐野真由子国際日本文化研究センター准教授の豪華な研究者のパネルディスカッション。

140322文化芸術フォーラム:パネルディスカッション
 
京都は頑迷で保守的と言われるが全くそうではなく、異形を受け入れる懐の深さがあり、多様な価値が渾然と融合している魅力があふれているとのこと。

京都の文化の特徴は、「世界性」と「草の根性」と「流動性」が歴史に裏付けられ、かつ非常にクオリティが高いことであり、これはコンパクトで凝縮した街並みに、隠れ家的な“アジト”が厳然と生きていることでハイブリッド性を育んでいる……などの考察が語られました。

極めて上質な議論がユーモアを交えて交わされて、場内は満足感でいっぱい。知的刺激をたっぷり味わうことができ、参加して良かったです!

これからも、研さんを重ねていこうと思います。よし、ダッシュ!!

脱原発の集いに参加しました!

2014.03.24 (Mon)
3月23日午後2時からハートピアで開催された「チェルノブイリ・フクシマ京都の集い」に参加しました。脱原発へ向け真摯に活動を積み重ねる方々が年に1度開くイベントです。

140323チェルノブイリフクシマ

主催者の佐伯さんは、小中高の大先輩で、3年前に私たちが開催した上京街かどセミナーで講演して下さった方。震災と原発事故を風化させてはならないと警鐘を鳴らしておられます。尊く重要な事だと思います。

基調講演に立った福島大学荒木田准教授は、「福島県の子どもたちを1人残らず避難させるべきなのに、国や行政は危機感が鈍く授業再開などを強行するのは許せない」と強く訴えておられました。確かに、福島から他府県に避難した方々に対して、「県内に残っている人もいるのに、大騒ぎして安全な場所に来てるのは、ちょっと……」と言わんばかりに冷たい視線を送ったり陰口をたたく人がいるのは否定できません。哀しい実態です。

荒木田准教授は、県内の農家の方から、「不安を煽り立てて風評被害を助長しないでほしい。私たちに死ねと言うのか!」と詰問されるそうです。そういう時には、「福島で農業を続ける方が死ぬかもしれないほど危険なんですよ」と切実に語ってるとのこと。それくらい深刻なんですよね!

真の風評被害とは何か、風化させないために何をしなければならないか、危機管理の名のもとに隠蔽や捏造がまかりとおるようなことを起こさないないためには、どうあるべきか……。思索は付きません。

その後、映画「原発の町を追われて」(堀切さとみ監督)が上映されました。避難を続けるべきと主張するのは双葉町長が、地元に戻りたいと願う町民から不信任を突きつけられ、最終的には辞任した経緯を淡々と描くドキュメンタリーです。民意とは何か、リーダーシップとは何かを、深く考えさせられました。

最後に、NPO市民環境研究所の石田紀郎氏が、滋賀県で汚染木材が不法投棄された事件が隠蔽され闇に葬られている実態を糾弾。これが事実だとしたら由々しき事件です。石田氏とは開会前に佐伯さんから紹介して頂き、少しの時間ですが懇談する幸運に恵まれました。エネルギッシュな方で感動しました。公明党の議員OBとも交流があるとのこと。

公明党は、脱原発を掲げていますが、即時に原発ゼロを拙速に主張する強引かつ急進的な考えではなく、あくまで段階を踏んで着実に進める中で関係する方々との協議を丁寧に進めていくべきとの考えに立つ「漸進主義」です。したがって、「物足りない」とか「政権の言いなりではないか」というご心配を頂戴しますが、脱原発であることは間違いないと断言するものです。

私自身、このような集会に参加させて頂く中で、党派の枠を超えて問題意識を共有しながら連帯していく方途を模索する必要があると実感しました。目先の1票ほしさですり寄るのではなく、奥底の部分で絆を深めていくことが大事だと思っています。
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