吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

市民から「見える」議会へ!

2012.03.27 (Tue)
時代の転換期にあって、社会の閉塞感は頂点に達しているように思えます。

この10数年、世論調査という眼に見えない“化け物”が世間の価値観のモノサシになっていました。

そして、支持率に右往左往する政治家をバッサリと斬って捨てるワイドショーのコメンテーターの無責任な発言を、多くの国民が信じてしまい、1年ごとに首相が交代してしまうような、憂うべき状況にあります。

熱狂的な期待を持って迎えられた民主党政権が、「遅い、鈍い、心が無い」という惨状を呈し、今や「政治不信」が「政党嫌悪」に陥っており、最悪の事態になってしまいました。

そんななか、「地方から国を変える!」という、分かりやすいムーブメントが大阪や名古屋から発信され、日本中を席巻していると言って過言ではありません。

最初は、多くの“プロ”の政治家たちは、「どーせタレントや」「人気先行のポピュリズムや」と見下していましたが、大阪秋の陣以降の過熱した橋下フィーバーに、与党も野党も「草木もなびく」という情けないすり寄りぶりです。

私は、大阪で起きている事態は、決して「対岸の火事」ではないと見ています。京都市民の多くも既成政党に不信を抱いており、嫌悪感を持っている人も増えてきているのではないでしょうか。

だからこそ、政治への不信を信頼に転換するために、私たち議員は何をするべきかを、必死になって探らなければなりません。

市民のみなさんが、日本の将来をどう考えているのか。そして、わが町の発展のために何を求めているか――市民の声なき声に鈍感であってはならないと、強く思うのです。

逆に、市民から見たら、「議員は何をやっているのか、さっぱり分からない」という方がほとんどではないのでしょうか。であるがゆえに、「議員なんてたいして働いていないのに、高い報酬をもらっている。けしからん!」と声高に叫ぶ人に多くが靡いてしまう。残念なことと言わなければなりません。

私は、25日に東京で開催された「市民と議員の条例づくり交流会議」に参加し、ワークショップで多くの地方議員さんや市民の方々とディスカッションする機会に恵まれました。

その際に印象に残ったのは、「有権者から報酬が高すぎると言われないような議員に成長しなければならない」「役に立たない議員が多すぎると市民から見られていることに鈍感であってはならない」と語って、真剣に改革を志す方々のまなざしでした。

ある議員さんは、「たしかに、議会改革は票にならないとバカにされる。しかし、支持者しか見えずに市民本位の政策をないがしろにする議員は、必ず見捨てられる」と、熱く語っていました。まったく同感です。

活動報告された福島県南会津町の芳賀沼議長は、新人時代に「こんな議会でよいのか」と義憤に駆られて先輩に食らいついたら、「今にお前らもわしらと同じになるべさ」とあしらわれたとのこと。

初心の決意を忘れずに、粘り強く着実に前進し続け、今は議会改革の先進自治体として活躍されています。自治体の規模は違えど、市民ためという「心」はまったく変わりません。尊敬できる先輩議員にめぐり合え、本当にうれしいです。

私たち京都市も、厳しい財政の危機的状況を克服するため、市民から「見える」議会に生まれ変わらなければならないと、私は強い危機感を持っています。

現在、京都市会改革推進委員会が設置され、具体的な課題について議論が重ねられていますが、全国の自治体で行われている超党派の議会報告会について、後ろ向きな意見が出ているらしいです。こんなことでよいのでしょうか。

口先だけで、体裁をつくろうような「改革」は、結局は形骸化してしまいかねません。今こそ、透明性をすすめる時です。

私は、全身全霊をこめて研さんに励み、見識を深めて、多くの議員さんや市民の皆さんと心を合わせて、「見える」京都市会を実現していきたいと決意しています。

頑張ります!