吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

災害に強いまちづくり

2011.11.05 (Sat)
11月5日10時より市民防災センター4階で「災害に強いまちづくり講座?」の第2回講座が開かれ、たくさんの受講者とともに、京都大学防災研究所多々納裕一教授の講演を学びました。



「大規模災害と防災計画:東日本大震災からの教訓」というホットなテーマでしたので、200人を超える場内は熱気むんむん。

90%が男性という参加者が熱心に聞き入る中、多々納教授がわかりやすく語って下さいました。

東日本大震災の特徴は、?複合災害(地震・津波・原発)であること、?連鎖災害(物資不足・燃料不足・リプライチェーン問題等)であること、そして?広域災害であること――の3つであるとの指摘。

1,000年に1度あるかないかの大災害であったと、あらためて実感しました。

そのうえで、これから求められる総合防災計画は、?想定を超える機能的なハード整備(コンクリートから人へではなく、人を守る為のコンクリートの重要性)、?防災教育などのソフト強化(地域ぐるみの防災力の向上)、?ハザードマップ、BCP(事業継続計画)などであると指摘。納得です。

特に印象に残ったのは、大規模災害の後に立てられた計画が、いつしか形骸化してなし崩しになった歴史を、これからは決して繰り返してはならないと警告されていたことです。

大事な視点を学ぶことができ、収穫ある1日となりました。

講座終了後に配布していただいた「アルファ化米」という非常食で作った炊き込みご飯は、帰宅後に家族で頂きました。おいしかったです!