吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

議会活性化セミナー

2011.06.04 (Sat)
6月4日は、早朝から新幹線に乗り、東京都千代田区で開催されたセミナー「議会活性化シリーズ:新しい議員像と議会運営」を受講。3人の学識者の講演を学びました。



まず、全国市議会議長会法制参事の廣瀬和彦氏は「議員の役割と議会運営の新しい取組みについて」と題し、市民の目に見える議会になるため、「通年議会」「予算案修正」「議員間討議」などについて、具体例を通してわかりやすく解説。

興味深かったのは、議会基本条例を制定し、議員間討議を明記していても、実際に実施している議会は少ないとのこと。

そして、ある議会では、自らの発言が会議録に残ることに“ためらい”があるとのことで、議論が鈍って、会議録に残らない「政策討論会」方式になっているという実態があるとお聞きしたことです。

議員の側は、円滑な議会運営を重視して、様々な議案審議について、水面下の交渉を重ねていますが、それは市民からは全く見えないので、“追認しかしていない”“丸のみ”と映ってしまうとの指摘。そのとおりですよね。

“駆け引き”は“なれ合い”にしか見えないとの解説に、心から納得です。

次の駒澤大学教授金子昇平氏は、「政務調査費の法的課題」をテーマに、詳細に論じました。1円以上の領収書貼付を義務付け、説明責任が厳しく求められている京都市は、全国的にも先端を走っていることを確認できました。

つい今週も、22年度の政務調査費支出調書を提出したばかりですので、諸課題を分析する金子教授の指摘に、大いに納得できました。

惜しむらくは、もう少し時間に余裕があれば、会場からの質問とそれへの回答が聞けたのになぁ・・・・と、ちょっぴり残念でした。

ラストバッターは、新潟県立大学準教授の田口一博氏が、「議員の職務と報酬」と題して、議員活動と報酬の在り方について、歯に衣を着せない鋭い切り口で講演。

議員定数や報酬をいたずらに削減するだけでは、議会の活力が減退し、多様な民意を反映するという本来の使命が薄くなってしまうとの指摘には、ハッとさせられました。

また、「議員報酬」という概念が、地方議員の活動にとって足かせになっているので、国会と同じ「歳費」にするべきとの問題意識が議長会から出されて、自公政権で決まりかけたのが、当時野党であった民主党の反対で立ち消えになった経緯が、興味深かったです。

行政も国も、そして国会議員も、地方議会の活性化をあまり歓迎していないのかと、ちょっぴりショックでした。

3人の講演を学び、現在の京都市会改革にとって有益な部分が多くあることに、改めて感動しました。何とか生かしていきたいです。

さて、今回の「議会活性化シリーズ」は、前半と後半に分かれ、7月2日(土)に同じ会場で、第2部が開催されます。

そこで、私・吉田たかおが「議員提案政策条例の制定意義と立法機関としての役割」とのテーマで、講演させていただくことになっています。

2月に続いての連投になりますが、その折の内容が評価されたとのことで、ビックリとどきどきが混じった気分です。う~ん、責任重大っ!

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