吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

超・個人的オピニオン-3

2011.04.16 (Sat)
【吉田たかおの超・個人的オピニオン】(第3回)

?.京都市の将来ビジョン

 公明党京都市会議員団は、2011年2月21日、京都市会の改革を加速するため、「議会改革マニフェスト」を発表した。

 厳しい市財政の克服のため、前例にとらわれず真剣の二字で改革に立ち向かうなか、議員も身を削っていくべきであると自覚し、議員定数・報酬・政務調査費をすべて「2割削減」することを提言したのである。

 定数削減については、地域政党・京都党が、定数削減(69→60)を求める署名を集め、直接請求を行った。その清新な情熱には敬意を表したいが、1月臨時議会中に結論を求めるという拙速な要求であったので、議案の賛否では、反対の意思を示した。

 1月議会では反対したが、我々はもっと斬新かつ総合的な改革案を持っていて、地道に着実に議会での議論をリードしてきたという経緯があることを、声を大に訴えたい。

 今回発表した議会改革マニフェストでは、議員定数・報酬・政務調査費をすべて「2割削減」するという、思い切った提言をしているが、具体的な方法論としては、有識者や市民代表で構成される審議会で議論し、広範な市民意見を有機的に糾合することを前提としている。

 ここが、短絡的な結論を強要する京都党との大きな違いである。

 我々は、人口減少社会、低成長経済の今後の時代の動向と、更なる地方主権や道州制導入の流れを視野に入れている。

 行政のスリム化と市民サービスの向上が図れるコンパクトな都市機能を確立する中で、選挙区を「広域選挙区」に組み替えるなどの法改正の検討を重ねたうえで、将来的に議員定数の2割削減を目指しているのである。

 選挙区の「広域選挙区」化について、私のイメージを紹介すると、現在11行政区の京都市を、大きく5つに再編するというものである。

 ?洛中区・・・・上京・中京・下京・東山区で構成する市内の住宅密集地と繁華街で、人口約30万人

 ?洛北区・・・・北・左京区の2つを再編し、市街地と山間部からなる多彩な地域で、人口約29万人

 ?洛東区・・・・山科区と伏見区の一部(醍醐・深草地域)という交通網が隣接している地域で構成。人口約25万人

 ?洛南区・・・・南区と上記以外の伏見区で構成される京都市南部で、人口約26万人

 ?洛西区・・・・右京・西京区で構成される京都市西部で、人口約35万人

 こうした京都市を5つに再編する案は、私が勝手に主張しているのではなく、総合交通戦略や福祉事業の広域ブロック化構想でも言及されている。

 それぞれの選挙区の議員定数を10~12と設定すると、総数で60を大きく下回る52~57議席となり、現在の69から約2割前後の削減が可能となるのである。

 行政区の再編と言っても、現在の地域コミュニティの主舞台である「学区」「元学区」は変わらないので、現場の混乱は少ないと考える。

 この構想は、橋下知事が主張する「大阪都」構想で示されている行政区20~30万人で再編するイメージとも、軌を一にしていると言ってよいのではないか。読者の皆さんのご感想をぜひお聞きしたい。

 さて、今回のマニフェストでは、議員定数以外にも「2割削減」を主張し、本格的なスリム化を提唱している。

 議員報酬についても、メスをいれており、長引く不況と市民のくらしの厳しさを踏まえ、議員自ら身を切る決意をカタチにするため、議員報酬を2割削減することを提案。

 また、政務調査費についても、その使途に関して、包括外部監査人から一定の按分基準が示された平成18年度分の外部監査結果を踏まえ、それ以後の交付額について見直すべきと考え、2割削減を提起している。

 長くなるので、今回はこれまでとし、次回は議会の「見える化」と「市民参加」を推進するべく「京都市議会基本条例」について、私案を述べたい。

  (第4回に続く)