吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

議員定数削減について

2011.02.09 (Wed)
2月に入ってから、寒さが一段落し、やれやれです。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

臨時議会は1月31日に閉会しましたが、翌日からは、朝から晩まで、さわやか訪問対話運動・街頭市政報告会・市民相談の聞き取りや現地調査などで、フル回転の毎日です。

特筆すべきは、2月に入ってからも、ミニ懇談会開催のリクエストが多いこと。1~8日までに、仁和・出水・西陣・桃薗・正親・小川・春日学区の計7ヶ所で開催していただいたのです。

公明党支持者の方やご友人が参加して下さり、なごやかで活発な意見交換の場となり、私自身おおいに勉強させていただいています。

懇談の各会場で、地域政党・京都党が請求した「議員定数削減」に対して、公明党を含む各会派が反対したことが話題になっています。

今回は、この点について、私自身の意見を述べさせていただきます。

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京都党は、議員定数を「69」から「60」に削減するよう求め、署名運動を展開されました。

署名された方々のご意見は、1つの「民意」であると、尊重するものです。

公明党議員団は、今回の直接請求を真正面から受けとめ、議員団会議で意見を戦わせました。

そこで出した結論は、次の点です。

・「議員定数削減」は重要な議題であり、頭から反対するべきではない。

・しかし、今回の京都党の削減案には、賛成できない。

理由は1つ。京都党の求める削減案は、あまりにも性急で根拠に乏しいからです。

重要な政策課題を討議するとき、市民ぐるみが大事と言うことで、よく「有識者会議」が開かれます。学者や弁護士、各団体の責任者と、公募市民の方々から構成されているようです。

私は、「議員定数」や「議員報酬」などの「適正数」「適正額」について、こうした有識者会議でじっくりと話し合うべきではないかと思います。そこで導き出された結論は、より普遍性の高い「民意」ではないでしょうか。

京都市の議員数はいくつが適当か、どの行政区を削減するのか、何増何減がよいのか、どのデータを基数とするのか――話し合うべき課題は少なくありません。

議員報酬などについてもそうです。適正な報酬額はどうか、費用弁償や政務調査費のあり方、ボランティアで十分なのか、議会の透明化はどうあるべきか――を議論しないままで拙速な結論を出すべきではないと考えます。

ただ、京都党が訴える「スピード感」の重要性は、私も同感です。急進主義は混乱と破綻を生み出しますが、周到に準備して合意を勝ち取れば、勢いが増して、一転突破できるものと感じます。

地方分権が注目されている今こそ、幅広い民意を糾合し、前例主義にとらわれず、活発な議論を展開する「開かれた議会」に自己改革するべきです。

公明党が主張している「議会基本条例」こそ、京都活性化に貢献するための議会強化に直結すると確信します。

最後に――。

私は、名古屋市長が議会や議員への批判を繰り返し、いたずらに議会と対立したうえに、解散請求したことに対し、大きな危惧を抱きます。

なぜなら、その主張の根源に「地方議会や議員は役に立たない」「議員なんてボランティアで十分」という不信感があるからです。

議員の側も、市民から「役に立つ」と喜ばれる、まさに不可欠の立場になるよう、不断の努力が必要であることは言うまでもありません。

今回の京都党の意見陳述をくわしく読むと、「議員が減っても大して変わらない」という主張が出てきます。そのような指摘を市民から出されたとき、議員は真摯に耳を傾けるべきですが、同じ言葉を議員の側から言うべきではありません。

請求代表人の方は、「私は左京区選出でしたが、私がいなくなってからも、左京区では困っておられません」との趣旨をおっしゃっています。これは、どう考えてもおかしいではないでしょうか。

議員たるもの、「あの人がいなくなったら困る」と市民の方から言われるように頑張らなアカンのではないのか!――私はそう考えます。

私は、議員ボランティア論には反対です。朝から晩まで地域を走り回り、夜は睡眠時間を削って政務調査や市政報告の活動に励み、市民のために尽くすべきです。

そして、市民の皆さんから喜んでいただけるよう、眼に見える結果を出し続けるべきです。

エラそーな言葉を並べ、恐縮の極みですが、自らに言い聞かせる思いで書きました。

頑張ります。よしだッシュ!!