吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

京都創生シンポジウムに参加

2008.03.16 (Sun)


3月16日午後2時より弥栄会館で開催された「京都創生」文化シンポジウム“京都発・花街の文化とまちづくり”に参加しました。

弥栄会館は、祇園甲部歌舞練場に隣接する戦前から各種イベントが開かれた歴史ある施設です。400名以上集った方々は、ちらほらと和服姿の女性や学生風の若者が見受けられたものの、半分以上が60代~70代のロマンスグレーの紳士たち。外国人観光客の姿もあり、他のイベントと一味違った雰囲気です。

特筆すべきは、受付でもらったパンフレットのお洒落なこと! 知的好奇心を刺激する小冊子もあり、関係各位のご苦労に敬意を表します。パンフを見ると歌舞練場探訪ツアーや茶会「花街の粋を楽しむ」も同時開催されていて、もっときっちりと調べて申し込んでおけばと、ちょっぴり後悔しました。

シンポジウムは、2時間半という長さを感じさせない充実した内容でした。また、パネリストの半分が上京区の方とのことでビックリ。景観保全とまちづくりの共存、文化の継承と広がり、奥深い芯の部分をいかに伝えるか・・・・・という問題が提起されました。京都全体の課題の凝縮版といった趣きで、興味深かったです。

帰途につくときもまだ暖かく、道行人たちの多くがコートを脱いでいました。異国語が飛び交って商店はにぎわっており、通りかかった舞妓さんにカメラが向けられていました。物珍しい異国情緒の段階から大きくステップアップして、日本の心への理解がより一層深まっていくためにも、文化芸術・観光振興・景観保全の取り組みを、いっそう推進していかなければならないと実感しました。

後日、市当局よりブログへの写真掲載に理解をいただき、画像を提供してもらいました。下の画像をクリックすると大きく表示します。