吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

公営企業予算委員会市長総括質疑

2010.03.09 (Tue)
3月8日、私・吉田たかおは京都市会第2会議室で開催された、公営企業予算特別委員会の市長総括質疑で、門川市長に地下鉄経営健全化計画や上下水道事業22年度予算等について質問しました。



嬉しいことに、門川市長・副市長から前向きかつ踏み込んだ答弁を勝ち取ることができ、大きな前進となりました。

これからも現場第一主義でダッシュしてまいります。

下記に質問原稿と、答弁の主旨を掲載させていただきます。長い文章で恐縮ですが、関心のある方はお読みください。

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平成22年度・公営企業予算特別委員会市長総括質疑

                 吉田孝雄(公明党)

【はじめに】

私の胸に燦然と輝くバッチは、上京区制130周年記念で公募されたイメージキャラクター『かみぎゅうくん』です。 

本日は、京都市財政健全化に期待する上京区民の声を胸に刻んで、市民の生の声を代弁するとの決意を込めて、質問をさせていただきます。

【地下鉄は京都の宝】

私、かねがね、市長があらゆる場所で「地下鉄は京都の宝です」とおっしゃっておられることに、心から賛同する1人です。

この「京都の宝」を朽ち果てさせてはならないとの強い決意で、歯を食いしばって健全化の為に力を尽くしておられる職員の皆さんに、敬意を表するものでございます。

今回、交通事業の経営健全化計画がまとまりました。この計画のポイントは、1つは「国からの支援を引き出すことができるかどうか」、もう1つは「市民からの理解と応援を頂けるかどうか」――ではないかと、私は考えています。

「国に理解を求めよ」「国に支援を求めよ」「国に強く言うべき」などと繰り返す人がいますが、まるで国が『打ち出の小づち』か何かのように、勘違いされているように思えてなりません。

国の首を縦に振らすだけの説得力あるプレゼンテーションをするのが京都市の仕事であり、そのために庶民の声を届け、未来の京都の為の知恵を発揮して政策提言をするのが、議会の役割ではないでしょうか。

国を説得するだけのビジョンを示し、具体的施策を迅速かつ的確に打ち出し、透明性を確保して矢継ぎ早に公開していけば、市民の皆さんの理解と応援をいただだけるものと、確信しています。

そこで大事なのは、「ここから反転攻勢が始まる」との機運を盛り上げていくことであると思います。市民ぐるみが大事です。地下鉄再建のため市民の声をもっと積極的に求め、市民参加の行事を打ち出し、手を代え品を代え継続していく。これが重要であると思います。

【地下鉄経営健全化計画】

さて、地下鉄健全化のための「5万人増客」について、本日も様々な意見が出ています。また、市民の皆さんの関心も大きいものです。

決意だけなら誰でも出来るわけですし、精神論だけでなく、具体的なビジョンが大事です。まずは全庁挙げて取り組む“仕組み”を確立し、継続し、練り上げ、具体的な手を打っていくこと、もう1つは、市民の声を幅広く求め、その声を基にして市民同士が侃々諤々(かんかんがくかく)の議論を重ねる場を作る必要があるのではないかと思うのです。

確かに「まちづくり百人委員会」でも『のりもの』という交通をテーマにした部会がありますが、「5万人増客」に特化していません。

また、有識者会議の中間報告でも、「市の各局がさらに連携することで相乗効果を発揮するべき」、また「民間の智恵を活用してしっかりとした事業計画のもとに行うべき」との提言があり、そして「健全化の推進には資本費用低減を検討する金融チームと増収増客を検討する交通チームに分けて、それぞれの視点から問題を整理すべき」とあります。

要するに、概略的な根っこ部分の議論で終わらせるのではなく、分科会も設けるべきであるとのご意見な訳です。「5万人増客」を主要テーマにして議論し、アイデアを出し合い、意識調査等で広く集めた市民意見を踏まえて議論しあう分科会ともいえる市民会議を設置してはどうでしょうか。

主婦や学生、高齢者、サラリーマン、OLの方や若手職員さんなど、幅広い世代の利用客の立場からの市民会議です。いかがでしょうか。

《由木副市長答弁》 5万人増客を主要テーマに掲げ、市民1人1人の思いを重視する具体的取り組みに着手してまいります。

【5万人増収への提言―1】

そこで、何点か提案をさせていただきます。1つめは、交通局のホームページに、5万人増客に向けての専用ページを作ってはどうでしょうか。交通事業協議会での全庁挙げての議論の模様や、市民からのアンケート結果、また新しい具体的取り組みなどの告知を、タイムリーに掲載するわけです。

そして、順次、日めくりカレンダーのように「5万人まであと○人」のように、リアルタイムで公表していくようなページも創っていくことも大事だと思います。

もう1つは、毎月16日の「Do You KYOTO Day」に、各局回り持ちで、地下鉄沿線でイベントや行事を主催してもらい、そこへ地下鉄で来た人がお得な、うれしい思いをするようなインセンティブを提供する――という計画を各局で組んでもらうわけです。

当然、予算も各局の負担です。全庁挙げてと言うならば、お互いが力を出し合い、智恵を出し合い、負担も共有する。そのなかでこそ、「5万人増客」や「Do You KYOTO Day」への市民意識も高まっていく――そのリーダーシップを、ぜひ執っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

《由木副市長答弁》 2つの提案とも、示唆に富んだものであると考えます。前向きに受け止め、出来るものから実現してまいりたいと思っております。

【5万人増収への提言―2】

あと2つ、提言がございます。1つは、婚活支援事業とのタイアップです。先の本会議で、市長が前向きに取り組むと答弁されました。私自身、昨年から常任委員会等で実施を訴えたり、また総合企画局とも個別で意見を交換したり、若手職員プロジェクトの方ともお会いしたりしていたので、大いに喜んでいる1人であります。

昨年発表された、若手職員プロジェクト「地下鉄増収増客対策チーム」の報告書にも、婚活つまり男女の出会いを支援する行政の取り組みとタイアップして、出会いの場を提供してはどうか、というアイデアがありました。

醍醐寺や二条城、平安神宮で出会い、疎水を散策し、北山や四条でおしゃれな洋菓子やシックな和菓子を味わい、地下鉄に乗って移動してパーティーをするといった具合です。ほんとに良いものになるのではないか思います。

私は何も、交通局で部署を作れとか、常設センターを作れとかを言っているのではありません。あくまでも、全庁挙げての取り組みと思います。ただ、四条駅がリニューアルされるわけですから、そのコケラ落としの目玉行事の1つとして開催するとか、あるいは春と秋の観光シーズンの狭間の時期にイベントを打つとかも1つではないでしょうか。

もう1つは、地下鉄構内を有効利用してはどうかということであります。

地下鉄構内のスペースで「お茶会」をしたり、舞妓さんに舞っていただいたり、親子スタンプラリーや芸術系学生の作品展など、工夫を凝らしたイベントも良いでしょう。

それだけではなく、コンコースに貸し出し自由の市民図書館を設置したり、忘れ物傘を土砂降りの急な雨で困っているお客さんに貸し出す「善意の傘」コーナーや、ウォームエリアという場所を確保して、ここに行ったら温風で寒さをしのげるというサービスを提供するとか、いろいろとアイデアがあります。

婚活とのタイアップや、京都の宝である地下鉄の構内有効利用の提案について、いかがでしょうか。

《門川市長答弁》 様々なアイデアを真摯に受け止め、市民ぐるみで具体的施策を推進し、地下鉄の可能性を広げてまいります。

【駅ナカビジネス】

大いに期待したいと思います。特に、赤字路線である東西線の利用客増が大事です。

昨年10月と12月に2回に分けて、徹底した利用客調査をされ、2,200件以上の回答をいただいたということです。市民ニーズを求め、それを反映した施策を組むことが絶対に大事と確信しますので、大いに評価したいと存じます。

その調査の中で、「駅ナカビジネス」についての聞き取りの結果は、「コンビニ、ATM、カフェ、本屋」がベスト4ということでした。

カフェや本屋さんは、地下鉄構内では、消防法のからみで、大変に厳しいとお聞きしていますが、ニーズが高いことは無視できません。他都市の駅ナカビジネスを見ても、学生さん、サラリーマン、OLそして主婦の方々も利用されています。

この、カフェや本屋さんについて、長期ビジョンにたって、1つ1つ、ゆるやかでも着実に、前進していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。

《由木副市長答弁》 いよいよ本年に地下鉄四条駅がリニューアルし、魅力的な駅ナカビジネスがスタートします。排気ダスト等の関係で、本格的調理の店舗は実現が厳しいですが、可能性を探り、検討を重ねてまいりたいと思っております。

【環境政策について】

最後に、CO2削減に資する環境政策についてお聞きします。

上下水道局としても、環境対策に貢献するとの決意を固め、具体的な数値目標を明確にしてアクションプランを立てておられまして、これは大いに評価されるものであると確信しております。

公共機関が率先して取り組むことによって、民間を牽引することになりますし、市民の意欲を大いに刺激すると思います。ぜひ期待をさせていただくものです。

その取り組みの1つに、ミスト装置がありまして、昨年の夏に水道局で実施された霧を吹きつける装置で市民に涼しさを提供する試みです。

この社会実験の結果は大変に好評で、実に90%以上の方が評価されているとお聞きしました。これをぜひ22年度も実施していただきたい。いかがでしょうか。それをお聞きして終わらせていただきます。

《星川副市長答弁》 ミスト装置は昨年の社会実験で多くの方から評価をいただいています。来年度は、まんがミュージアムや動物園など、人出の多い公共施設で、実施してまいりたいと考えています。