吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

政治家と政治屋

2009.12.10 (Thu)
竹内譲衆院議員(京都府本部代表)が国会で記者団に囲まれたらしいです。若くて爽やかな印象があるからなのかと思ったら、あにはからんや、「民主党議員」と思いこまれたからとのこと。

「公明党」とわかった途端、潮が引くように全員が去って行ったというから、いかに今の一部マスコミが「猫も杓子も民主党」なのかがわかるというもの。

どこかヘンだと思いません?

しかも、マスコミ受けしそうな“清新でちょっぴり危なっかしい”ような半分素人と間違われそうな若者が、テレビカメラに追いかけられているのです。

そういえば、同じような人々が4年前にもいましたよね。「小泉チルドレン」と言われた方々が・・・・・。彼ら彼女らは、さんざん話題を提供した挙句、ある意味使い捨てられてしまったと言われています。

そして今、それよりも多い「小沢チルドレン」が、バラエティ番組で小沢幹事長や秘書団から「政策の勉強をする暇があったら、選挙区を歩いて次の勝利を目指すのだ!」と喝を入れられて、必死に地元で汗を流していると報じられています。

私は、この“小沢流”が、どう考えても正しいとは思えません。そして、なぜマスコミが批判せず、逆に“ほほえましい”と言わんばかりに好意的に取り上げられているのか、まったく理解できません。

今の日本は、政策を論じるよりも、政局に目を奪われてしまっているのではないでしょうか。私は、そんな土壌からは、真の政治家が生まれてこないのではないかと、心から懸念しています。

そして、今日、ようやく思い出しました。頭の片隅にこびりついていた言葉を。それを紹介して、この短文を終わります。

「政治屋は次の選挙のことを考え、政治家は次の世代のことを考える」
         (ジェームズ・クラーク アメリカの神学者・牧師)