吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

現代の貧困を考える

2009.12.07 (Mon)
12月7日夜から、佛教大学四条センターで「現代社会を生きる」講座に出席し、社会学部金澤誠一教授の「現代の貧困とナショナル・ミニマム」を受講しました。

金澤教授は、北野・西陣地域の振興を多角的に志向する「西陣デマンド交通を考える会」で知り合った方で、フィールドワークで地域社会のあり方を研究されています。

先日参加したシンポジウム「動き出した北野」で、この市民講座を知り参加させていただいたのです。金澤教授、突然押し掛けてごめんなさい!

場内は約50名の参加者の皆さんが真摯に学んでおられました。1時間半があっという間に終わった後も、熱心に質疑応答。圧倒されました。時間をこじ開けて受講して良かったです。

全国をくまなく踏破して分析した詳細な生活実態調査を、分かりやすい言葉で説明していただき、1千万を超えるワーキングプアの問題解決のため、最低賃金の指標を見直すべきと論じられました。

負のスパイラルへの警鐘を突き付けられた思いです。政治の役割が大きいと改めて実感。研さんを深めなければなりませんよね。

公明党は5日の全国代表者会議で「新しい福祉・教育・平和をつくる公明党『人道の先進国』日本へ」との将来ビジョン(通称:山口ビジョン)を発表しました。

「協働型福祉社会」「セーフティネット」「成長戦略」「持続可能な社会保障」等々の総合的な方向性が示されています。ここに、現場を走る我々地方議員が地域の生の声を注ぎ込んで、文字どおり魂を入れることが大切だと確信します。

さて、今日は寒い1日でしたが、朝からフル回転しました。下記に概略を紹介します。
 
早朝から堀川下立売交差点と地下鉄丸太町駅で街頭市政報告会で懸命に訴えた後、意気揚々と市役所へ。

議員会では、議会に提出された補正予算案や条例案に対する賛否を活発に意見交換しました。

国に送る意見書についても、侃々諤々の議論を展開。毎回のことながら、市会からの意見書は京都市民の声の集約ですから、真剣勝負の峻厳さに引き締まります。

8日以降も議論は続きますが、合間を縫っての市民相談や議員団ホームページ制作も全力投球。くらくらになるくらいの、心地よい疲労です。

青年時代に印象に残った詩の一節に、「労多きことを誇りとしながら・・・」とありますが、まさにそのとおり。パワー全開で明日からも頑張るぞ~っ!