吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

環境シンポジウムに参加

2009.09.12 (Sat)
9月12日午後2時から京都市総合教育センター(河原町仏光寺西入る)の永松センターで開催された「環境モデル都市・京都シンポジウム」に参加し、村上周三東大名誉教授の基調講演やパネルディスカッションを聴講しました。


 
雨にもかかわらず、会場はぎっしり満員。あふれんばかりの熱気に、関心の大きさを改めて実感しました。「環境モデル都市」としての本格スタートみたいなものですもんね。

独立行政法人建築研究所理事長でもある村上教授は、「低炭素社会に向けた環境モデル都市の試み」とのテーマで講演。世界の各都市の低炭素実現に向けた取り組みを紹介するとともに、市民意識向上へのきめ細かいアプローチを論じました。

環境モデル都市の選定に携わった教授は、京都が選ばれた理由を「産学公だけでなく市民にも積極的に呼びかけて、ともに汗を流す協同の精神で積み重ねた信頼関係、そして門川市長のリーダーシップです」と明言。

京都市活性化の一翼を担う議員の1人として、自覚を新たにさせていただきました。がんばりまっせ~っ!



パネルディスカッションでは、堀場厚氏(堀場製作所会長)と奥野史子氏(スポーツコメンテーター)、太田航平氏(NPO法人地域環境デザイン研究所ecotone代表理事)も加わり、活発な意見交換。

堀場氏は「温暖化対策は、公害対策の歴史の積み重ねが大いに参考になる」と述べ、長期的視野に立った市民協同の重要性を訴えました。

奥野氏は、「ゆっくりと歩けば、たくさんの本物と出会える街」と京都の魅力を語っておられました。ホントそうですよね。

太田氏は「京都議定書が発効された『COP5』でボランティアに目覚め、京都に進学しました。京都が日本の温暖化対策をリードすべきです」と、価値観の転換を熱くアピール。

門川市長は「縦割り行政の弊害と行政主導の限界はある」と率直に認めました。率直すぎとちょっぴり心配するくらいですけど、それゆえに『市民力・地域力』が大事とマシンガントーク。場内を圧倒してました。

時間の都合で、残念ながら途中で泣く泣く退席。地球温暖化対策室の担当者に続きをお聞きする予定ですが、多くの参加者の皆さんは、きっと満足されたことでしょう。

なお、午前中は、京都市生涯学習総合センター(京都アスニー)の特別講座「小倉百人一首」に参加し、日本かるた院の河田久章参与の講義を学びました。

「古典の日」の定着に貢献するため、研さんを深めたいとの一心で受講したのですが、雅な魅力にため息の連続でした。12月まで8回開催される連続講座ですので、関心ある方は京都アスニーまでお問い合わせくださいませ。

私もよほどの用事が重ならない限り受講しようと思っていますので、お目にかかるかもしれませんね。

そして、夜は京都府本部の議員総会。逆風に吹き飛ばされない強固な党の構築を実現すべく、心機一転のスタートを切りました。