吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

市長選公開討論会ー2

2008.02.02 (Sat)
1月31日に開催された公開討論会の模様をレポートさせていただきます。

会場の京都会館会議場は、400名を超える観衆でほぼ満員。参加者の方々は、20~40台前半くらいの年齢層が目立ちました。みなさん熱心にメモをとり、配布されたマニフェストを読み比べながら、登壇者の熱弁に聞き入っておられました。

受付で配られた資料には、あらかじめ陣営に提示されていた10項目の質問への回答が掲載されていました。

1.「京都ブランド」について。

2.「自然環境保全への取り組み」について。

3.「産業振興策」について。

4.「自然環境保全と経済発展のバランス」について。

5.「景観条例と街づくりのビジョン」について。

6.「交通施策」について。

7.「少子高齢化・福祉」について。

8.「教育問題」について。

9.「財政」について。

10.「地域コミュニティの活性化」について。


討論会では、そのうちの「1.京都ブランド」「2.自然環境保全」「5.景観」「8.教育」「10.地域コミュニティ」にしぼって討論が行われました。高速道路や景観規制については、各人の賛否が分かれ白熱した議論となりました。

私は、具体的な政策を示したかどかわさん以外の3人が、短絡的にマルかバツかを性急に主張されていることに疑問を感じました。市長は、大局観にたったビジョンと、地域の実情を把握した的確な問題解決への手腕が求められると思います。

また、3人が口をそろえて「教育格差」を取り上げたのですが、かどかわさんが誠実かつに大らかに教育行政の真摯な取り組みを語り、「不公平でえこひいき」との批判が誤解から生まれた狭量な言いがかりであることが明確になりました。

同時に、地域コミュニティについて、学区や町内によって意識の格差があることを、行政の責任であるかのような主張がありましたが、これらは市民からの賛同は得にくいのではないかと実感しました。文化芸術行政を軽視するような発言もあり、この点は残念であると同時に「このような主張が幅を利かすようでは良くない」と強く感じました。

いよいよ3日は告示。本格的な選挙戦です。本ブログでの言及も、今までのような突っ込んだものにはなりません。ご了承ください。