吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

憲法記念日に思う

2009.05.03 (Sun)
《MyOpinion》

5月3日は憲法記念日。平和への思いを新たにする日です。今こそ、憲法に込められた3つの普遍的価値を見直すべき時ではないでしょうか。

3つとは、言うまでもなく『国民主権』『基本的人権の尊重』そして『戦争放棄』の平和主義です。

公明党は、結党以来、偏狭な国家主義を超越した「地球民族主義」を根本に、平和に向かって前進してきました。

したがって私は、一部の改憲論者が声高に主張する「集団的自衛権」などの過激な議論には慎重です。これがなし崩しになって、「再軍備」や「徴兵制度復活」にまで突っ走ってしまわないよう、チェックするべきであると考えます。

事実、小泉政権時代に中国や韓国と歴史認識問題で関係が冷え込んだ際や、安倍政権時代に急激な憲法改正論議で国民の多くが不安を覚えた時には、連立政権の中で言うべきことをはっきりと主張してきました。

これからも、自民党とのパートナーシップを深めながらも、是々非々の立場で、国民目線を崩さずに前進していかなければならないと確信しています。

その意味で、本日は一部のマスコミや無責任な野党が、偏ったイメージをなすりつけていることに対して、反論させていただきたいと思います。

ズバリ、「連立政権で、公明党は言いなりではない。いうべきことははっきりと言いきっている」ということなのです!

そこをハッキリさせるため、ちょうど10年前の1999年に連立政権に加わった当時を振り返りましょう。

バブル崩壊で経済が瀕死の状態にあった頃、自民党は社会党と新党さきがけと連立を組んでいました。そして、その内閣は阪神淡路大震災における無責任極まりない初動の遅れに代表されるような、無能さをさらけ出して政治の混乱を長引かせ、みじめな崩壊を余儀なくされたのです。

その当時の政界は、銀行や証券会社が倒れる恐慌の一歩手前と言うべき壊滅寸前の経済を立て直すどころか、国民不在の党利党略に明け暮れていました。比例区で当選した議員が平気で脱党を繰り返し、いろんな党が生まれては消えていったことは、忘れることはできません。

そんななか、当時の小渕首相から、「日本を立て直すために力を貸してほしい」との真摯な申し入れがあり、熟慮のすえに公明党は連立を決断したのです。

公明党が連立政権にいたからこそ、政治資金の透明化が進みました。1円以上の領収書義務付けは、自民・民主の抵抗を押し切って実現したのです。国会議員の議員年金も廃止させました。官製談合防止法も議員立法で成立させました。

それだけでなく、長期的視野で少子高齢化社会へのビジョンを打ち出し、子育て支援に大きな成果を出すと同時に、弱い立場の方の側に立った政策を次々と実現させていったのです。

自民党とくっついて、何もしないのであれば問題ですが、大きな実績を出してきました。日本発世界恐慌を食い止め、イデオロギーが前面に出る憲法論議を正常化させ、中国との関係修復の橋渡しとなり、ジョブカフェの拡充で若者雇用促進の原動力となっていったではありませんか。

今、経済の危機的状況にあります。野党や一部のマスコミは「政府が悪い」の大合唱。そんな無価値な戦犯探しではなく、具体的な政策を打ち出していくのが責任ある政治です。

公明党が主導した緊急経済対策に対して、民主党をはじめとする野党はいたずらに審議を引き延ばしました。定額給付金も、結局年末に間に合わず、年度末からもずれ込み、連休明けになってしまいました。野党の責任は大きいと言わざるを得ません。

100年に一度の経済危機への対策を矢継ぎ早に打と出す政府与党に対して、野党は「票目当てのばらまき」と批判しています。しかし、それは彼らこそが「票目当て」で風を起こすことしか見えていない証拠ではないでしょうか。

政策をないがしろにし政局を優先している野党、とりわけ民主党は、小沢代表が東京12区へ国替えするのではないかとマスコミをにぎわせ、矢野元委員長を国会に招致するとちらつかせています。

昔ながらの権謀術数を駆使して、脅しや透かしで公明党を揺さぶろうとしていると解説されていますが、まったくのムダとしか言えません。古い体質を改善すべきと申し上げておきましょう。

同時に、民主党は「安全保障」問題で、党内に火種を抱えています。自民党よりも過激な集団自衛権論者から旧社会党の一国平和論者まで、あまりにも多様すぎて、矛盾に満ちていると言って過言ではありません。

憲法の平和への精神を守り、現実社会や国際情勢に対応していく、柔軟かつ効果的な発展が真に望まれています。理念なき党利党略ではなく、人権と平和を尊重する哲学が不可欠です。

日本が世界の平和に貢献するためにも、公明党が良い意味でのリーダーシップを発揮しなければならないと決意を表明し、この文章を終わらせていただきます。