吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

議員研修で質問

2009.02.23 (Mon)
2月23日午後から市会本会議場で、恒例の議員研修が挙行され、全議員とともに参加しました。西島安則京都市産業技術研究所長(元京大総長)が『美と知を楽しむ都』とのテーマで1時間余り講演。勉強になりました。

まず、ルソーの「人生のそれぞれの時期、それぞれの状況は、それ相応の完成があり、固有の成熟がある」との言葉を引用し、型にはめない個性重視の教育の在り方に言及。驚きと知的刺激が教育に不可欠と論じられました。同感です。

「知る」素晴らしさを貶める傲慢さが、自然との共生を忘れて自然を征服しようと変わっていったとの洞察はさすがです。高分子化学がご専門でありながら、「不滅の魂」「生命の探究」という、どちらかと言えば人文系の語彙を繰り返し解説。「人間と環境」を尊重する謙虚な視点が印象に残りました。

事前に日置幹事長(北区)から「美と知がテーマなら芸大出身の吉田君しかないじゃないか」とのありがたい(?)ご指名を受け、会派を代表して質問することに。とんでもないと断ったのですが許されません。どきどきしながら思い切って挙手。

ふるえながらマイクを手に立ちあがりました。すばらしい講演への感謝を述べたのち、昨年2月に傍聴した京都市文化芸術都市創生審議会で受けた感動を赤裸々に紹介。西島先生は「ほぉ~」と目を細めて下さいました。

続いて、「かつては次代を担う若者が文化の旗手でしたが、今は魂の貧困が指摘されています。心を耕すには読書が不可欠と懸念します。若者が本を好きになるには、どうしたらよいと考えておられますでしょうか?」と質問。

それへの回答は本当に感動しました。知的好奇心を刺激するために“新しいメディア”を創造してはどうかと提言されたのち、2つの重要な観点を指摘されたのです。

1.無尽蔵の宝庫である「歴史」の素晴らしさを伝えること
2.バーチャルではなく本物・実物に触れること

82歳の高齢を感じさせない若々しい瞳を輝かせて、「願わくは、今後もこのような場にお招きいただき、皆さんと語り合いたいです」と締めくくって下さいました。謙虚な人柄がにじみ出るような言葉でしょ?

京都には、西島先生のような“叡智の巨人”というべき方々がたくさんいらっしゃいます。ほんま贅沢な話です。感謝せなあきませんよね。収穫多い議員研修でした。