吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

学校裏サイトについて

2008.09.21 (Sun)
旧HP:MyOpinion 2007年10月3日記

 教育現場でいじめや不登校が問題になっていますが、ここ数年、教師や親の目の届かない新しいタイプのいじめが深刻化しています。 

 携帯電話やパソコンの普及に伴い、インターネットで出会い系サイトやワンクリック詐欺などの有害サイトが社会問題となっている中、ホームページやブログを使って特定の個人を集中的に言葉の暴力で攻撃する、いわゆるネットいじめが、神戸市の高校生自殺などの悲惨な事件につながっているのです。  

特に、「学校裏サイト」と呼ばれる子どもたちが立ち上げた学校情報交換目的のサイトでは、ある調査によると15,000以上もの種類があり、そこで、誹謗中傷やデマ、わいせつ画像のやり取りがエスカレートしており、子どもたちの心を蝕む実情に対して、憂慮を禁じえません。
 
携帯電話の機能には、有害サイトへの接続を規制するフィルタリング・サービスがあるものの全く浸透しておらず、社会全体の利益優先主義と保護者はじめ教育関係者等の危機意識の欠如によって、これらへの対策がほとんど放置されているといっても過言でありません。
 
ネット機能つき携帯電話を子どもたちが無制限に使っている国は日本だけだといわれています。同様の問題が表面化した英国では、「ネットいじめ防止キャンペーン」が9月から始まっています。英国に勝るとも劣らない深刻な状態にあるわが国も、子どもたちの未来のため、匿名を隠れ蓑にするような誹謗中傷を野放しにしている現状に対して、法制化を含めた抜本的解決を目指した諸施策を、迅速に取り組んでいくべきではないでしょうか。
 
かと言って、親や教師が頭ごなしに叱責したり禁止処置を押し付けるだけでは、子どもたちの反発や嘲笑を促進するだけで、効果があるとは思えません。
 
10月2日付読売新聞に、「広がる陰湿ネットいじめ」という特集記事が掲載されていました。その中に京都府八幡市で5年前から実施されている「情報モラル教育」が取り上げられています。人を傷つけるようなネットの使い方をしないように、小学校低学年から長期的視野でカリキュラムを組んでいるとのこと。
 
こうした先駆的取り組みを学びながら、京都市発展のみならず、21世紀の日本の将来を見据えた施策に対して、現場の声に耳を済ませながら研鑽を重ねて実力をつけていこうと決意しました。