吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

教育福祉委員会質疑「コロナ禍の自宅療養者や生活困窮者支援」

2021.01.31 (Sun)
1月13日に事情事態宣言が発出され、感染者の拡大が続いている中、公明党市会議員団は門川市長に「第3次緊急要望」を提出するとともに、常任委員会で積極的に議論を重ねています。

20210114緊急要望1
 
1月27日の教育福祉委員会で「自宅療養者」「自宅待機者」および「生活困窮者」への支援を質疑しました。重要なので「文字起こし」してまとめましたので、長文ですが是非お読みください。

20210127委員会質疑
 
なお、京都市会HPのインターネット録画中継にアップされていますので、ご関心ある方はぜひご視聴ください。

1時間38分10秒から1時間53分38秒の間です。

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【吉田】 「自宅療養者」「自宅待機者」の方への支援についてお聞きします。先ほど来の質疑でもありましたように、現在コロナ禍で陽性確認されて入院されている方が280名、施設等に入所されている方140名で合計420名。これが全体の20%。これに対して、様々な要因で入院できず自宅で療養されている方は830名で、調整中の方を含めると全体の80%とのご説明でありました。これらの方々へのケアをしっかりと進めていくと共に、施設入所を拡大していくとの答弁があったと認識しています。私はこれを非常に重く受け止めています。

 私どものもとにも、80代の基礎疾患がある方が38度を超える発熱が続いているにもかかわらず、毎日の連絡はあるにせよ2週間も入院できず待機を余儀なくされた事例が報告されています。この期間中どんな不安な思いでおられたか、胸が潰れる気持ちとなりました。近所の方もご親戚も、高齢者ということでお世話したくてもできない、満足なコンタクトがとれない中、2週間以上を過ごさざるを得なかった訳です。ニュースでも死亡された事例が報じられました。極めて重大に受け止めなければならないと思っています。そこでお聞きします。自宅療養者や待機されている千人を超える方の中で、独居高齢者の方は何人おられますか。

≪室長≫ 申し訳ありませんが、独居高齢者の数字は、現在、持ち合わせておりません。
 
【吉田】 府が管理しているのですか。そうであれば府と連携して、ケアするべき実態を把握して手を打つ必要があると思いますが、いかがですか。

≪室長≫ 独居高齢者や基礎疾患のある方の身体状況や生活状況は、総てわれわれ京都市が聞き取りして把握して、医療センターに送っている状況でございます。
 
【吉田】 聞き取りされて、定期的に連絡を取っているのが京都市である。にもかかわらず現時点で独居高齢者の数は正確にはわかっていない。これは、自宅で不安な中を過ごさなければならない方やその周りの方々の気持ちを考えると、市民意識と乖離していると心配をせざるを得ない。どうですか、今後しっかり把握してケアを進めていかなければならないと思いますが、いかがですか。

≪室長≫ 入院が必要な中で待機中の方には毎日お声がけしているところです。われわれがモニタリングしている方の数は概略100から200人と認識しているところでございます。
 
【吉田】 その中では、病状が重くなったり急変する可能性が極めて高い訳です。50代60代の働き盛りでも衰弱して重症化される方も多い中で、高齢者や基礎疾患がある方はもっと大変じゃないですか。そこを言いたいのです。きめ細かなケアをしっかりしないといけないと思います。

 その上で次にお聞きしたいのは、検査の結果、陰性とされたけれども同居家族が陽性であったり、その他の理由で濃厚接触者となっている方も、2週間、仕事を休まざるを得ないとか自由に外出できないとか、以前と比べると遥かに不自由で緊張を強いられる生活を余儀なくされます。そのような濃厚接触者の方の数や、それらの方へのケアはどのようにされているのか、いかがですか。

≪室長≫ いわゆる濃厚接触者の方へは、特定した時点で生活上の注意をお願いしているところでございます。検査の結果陰性であっても2週間は健康観察期間ですから、できるだけ人に接触しないことなど、生活上の諸注意をお願いして、たとえば症状が出てきたようなことがあれば、すぐに連絡をしていただき、われわれが用意しています専用外来につないで診療検査をしていただくというような仕組みを作っているところでございます。ただ、数につきましては把握をしておりません。
 
20210127委員会質疑アップ
 
【吉田】 1人1人に光を当てて、個々の状況を把握して、きめ細かく、顔を思い浮かべながら対応するのが理想ですけれども、現実は不可能に近いのは理解できます。なんとかそれに近い対応をしていただく必要があると思います。これは、陽性の診断を受けて自宅で待機せざるを得ない方々からのSOS、悲鳴のような声を実際に受けた感想でもあります。

 もう1つは、濃厚接触者です。体はぴんぴんしていて症状も全く無いけれども、今までと同じ活動をすれば周囲に感染を拡大してしまうと自覚せざるを得ない方々が、本人もご家族も大変な息苦しい不安な思いをされておられる。こういう声も様々に寄せられているんです。

 実際に、これもあれもと、100%をやれと言うつもりもないし、市民の方々もそこまで求めておられない。けれども、今のままではいかがなものかと申し上げたいのです。例えば、医療相談センターなどは、なかなかつながらないと聞きます。府の機関も、市の保健所も、心当たりを片っ端からかけてもつながらない。ほかの人から教わったところにかけてもつながらないと。いろいろあって混乱もするし、不満や不安のうえに、つながらないストレスが溜まる一方だというのですね。

 そういうこともあり、緊急事態宣言の翌日、1月14日に公明党京都市会議員団で「緊急要望」を市長に提出した際に、この点を盛り込ませていただきました。安部担当局長も同席されていました。ぜひ、このつながりにくい問題に対する対応は、しっかり進めて頂きたいですし、特に限りなく増えている「自宅待機者」の方、「自宅療養者」の方への”ホットライン”を考えていく必要があると思います。その場に同席しておられた安部局長は、どのようにお考えですか。

≪局長≫ 「自宅療養者」の方は、今ご指摘ありました通り2週間の自宅待機を余儀なくされるということで、とりわけ自分が感染しているのではないかという不安の中で、ご指摘のお声は重く受け止めなければならないと思っております。

 12月から感染者が拡大して、それまでは入院コントロールセンターである意味うまく機能していたと思うのですが、それがなかなか立ち行かなくなってきて、「自宅療養者」が増えてきているという状況に対して、私どもも何とかしなければいけないとの思いは常々持っているところでございます。ただ、先生のお言葉にありましたとおり、保健所の体制も相当厳しい状況になっている中で、積極的疫学調査をかろうじてこれまで通りやれている状況でございます。

 そういった中で、何ができるのかという事で、京都府と協議をする中で、昨日のパルスオキシメータ貸与や食事提供の話ですとか、宿泊場所の提供ですとか、様々なことはできることから、しっかりやっていこうと思っておりますし、「自宅療養者」につきましては保健所から一定の状況確認もさせて頂いており、そういったことを継続していきながらということでございますので、相談については対応できれば良いのですが、それによって限られた人材が手を取られて、結局は調査に影響を及ぼしてしまうと、逆に感染拡大につながってしまうということもございます。そういったジレンマの中で業務をしている状況でございます。可能な限り、やれることをやっていきたいと思っていますが、逆に限界もあるという事をご理解いただければなあと思っております。

【吉田】 一昨日、また本日の国会での予算員会質疑で、公明党の議員がパルスオキシメータや食糧支援を提案し、具体的答弁につながり、その積み重ねの中で京都府も専決で今月末までの実施が決まっているところでございます。府の中で最も患者の多い、また「自宅待機者」が多い京都市でしっかり進めて、連携を取っていただきたいと思います。

 一昨日の国会質疑で、「オンライン診療」の提案がありまして、国と自治体で検討しますとのやり取りがありました。この「オンライン診療」は、コロナ禍の中での長期戦で医療崩壊を防ぐための様々なギリギリのせめぎ合いの中での、1つの可能性としてクローズアップされてくる訳ですが、この点に関してどのようなご見解ですか。

≪室長≫ コロナ禍の中で「オンライン診療」への規制が、昨年の夏に緩和されたことがございまして、初診から「オンライン診療」ができるという仕組みになってきている訳でございます。その場合でも、何かあって時には直ちに駆け付けられる体制をとっていなければダメということがあります。そのあたりが普及の1つの大きな壁になってきているところでございます。
 
 止むにやまれずにやるというものであると思うのですが、必要な方に医療を届けるということで、やっていく必要はあるのかなと思っております。特にコロナで足止めをされている際に、待機中に基礎疾患を持っている方の中には薬がもらえないケースもあります。その場合にかかりつけの主治医とオンライン診療などができるのかと思っております。できる限り活用するよう、話を進めていきたいと考えています。

【吉田】 「オンライン診療」は限られている部分がありますし、今の枠組みの中でとのご答弁でありましたけれども、将来的にはその枠組みをどう拡げていくのかという見通しを視野に入れて、行政でプランニングして頂きたいと思います。また、「自宅待機者」「自宅療養者」の方々への「ガイドライン」についても、必要性があるとの声が我々のもとにも届いておりますので、ぜひご検討をお願いします。
 
 次に、「生活困窮者」への支援についてです。時間があまり無いので要望にとどめます。先週に公明党が国会で「生活困窮者支援の緊急提言」を政府に提出させていただきました。その中で「生活保護」が期間限定で受給できることを知らない方がおられるので、コロナ禍が収まったら社会復帰するので一時的な支援を求めることが可能であることの周知徹底をお願いしました。そういう方々には「扶養照会」や自動車の保有制限などの大きく立ちはだかっていた壁を、何とか緩和することを進めて頂きたいという事を申し入れています。京都市もしっかりと頑張って頂きたいと存じます。以上です。