吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

コロナ戦記Ⅱ(2020年9月~12月)

2020.12.22 (Tue)
【コロナ戦記Ⅱにあたって】 
 世界的なパンデミックとなった「新型コロナウィルス」との戦いは長期にわたり、感染拡大防止と経済・社会活動の両立が模索されている中、秋から冬にかけても感染者数は増加し続け、極めて厳しい危機的状況となっている。

2020フェイスシールド

 8月末に「コロナ戦記」を公開したが、最も重大な局面に立つ今、この期間の激闘を客観的に取りまとめてみた。今後の糧としてまいりたい。
   
【2020年8月末~9月】
 8月28日、安倍晋三総理が辞任を発表。政界に激震が走った。日本の進路が決まる重要な転換期、賢明な舵取りが求められる真っ只中にあって、党利党略やポピュリズムに振り回されてはならないと痛感。公明党はどこまでも弱い立場の庶民の側に立ち続けるしかないと決意を固めた。
 
 この頃は感染者数も低い数値に推移し、やや「安定」しつつあるかと期待を持った感があったが、一進一退は変わらず続いていた。ただ、保育園や小学校で陽性が確認されても、過敏なハレーション騒ぎは報告されてこなかった。犯人探しをしても誰も良いことは無いと、多くの人が認識してきたと思われる。
 
 9月2日は、公明党市会議員団・府議会議員団の代表と京都府歯科医師会の政策要望懇談会がオンラインで開催。コロナ禍の医療や予防、現場の診療体制などについて、貴重な「生の声」をお聞きすることができた。私は府本部団体労働局長として、今シーズン約30団体との意見交換会の運営を担当。この日が最終日であり、以降は報告書のとりまとめ作業に携わった。これらの任務は、その後の議会質疑に大いに役立ったことは言うまでもない。
 
 3日は自転車活用推進研究会の理事の方と意見交換。Withコロナ時代の自転車政策について学んだが、その際に大阪のシェアサイクル事業者を紹介して頂き、翌週に訪問して現場の声をお聞きした。本会議代表質問に活かすことができて、心から感謝している。
 
 この週は、9月市会に提出される決算の概要や条例案などの事前ヒアリングが目白押し。すべてが「コロナ対策」と「社会活動活性化」につながる重要政策であり、1つも蔑ろにできない真剣勝負であった。
 
 7日は「京都創造者大賞2020授賞式」と記念講演会に参加。伏見区の先端技術の企業が受賞されたのは誇らしかった。お祝い申し上げたい。講演会では、戸張捷さんがスポーツ振興のプロジェクトの立ち上げから軌道に乗せるまでの興味深い経験談を披露。示唆に富んだ講演であった。ソーシャルディスタンスの開催手法は今後の参考となると思えた。主催者に敬意を表したい。
 
 9日は教育福祉委員会。午前中は子ども若者はぐくみ局に対して、窓口一本化された「引きこもり支援」のきめ細かな対応を求めた。午後は青少年科学センターを視察し、みらい地球儀や10月にリニューアルオープンのプラネタリウムなどを見学。Withコロナの教育や広報啓発の在り方を模索した。予算を短絡的に削減するのではなく、コスト意識をシビアにする中で施策の目的を最大限に達成する重要性を再確認した。
 
2020議員総会

 19日は公明党京都府本部幹事会と議員総会。団体渉外委員会事務局長として、8月から9月にかけて開催した政策要望懇談会の報告をさせて頂いた。20日は、「京まふ2020」が開催中の京都市勧業館みやこめっせへ。ソーシャルディスタンスに配慮した運営で、全ての参加者はマスクを着用。物販の三密回避ルールも徹底されていた。厳しい環境下で何ができるかを試行錯誤する、関係者の懸命な努力を評価したい。
 
 23日は、京都市会本会議で「決算市会」がスタート。税金の使い道をシビアに検証する需要な議会。電話帳のような分厚い書類群との格闘の成果が問われるとの決意で臨んだ。このタイミングに合わせて、市政報告レポート「吉田たかお通信43号」のポスティングがスタート。新型コロナ対策などを広報させて頂いた。ありがたいことに「分かりやすいです」とご好評を頂戴した。

2020党大会-1
 
 27日は東京へ。千代田区で開催の公明党大会に、京都府本部を代表して参加させて頂いた。山口代表が再選されるとともに、竹内譲府本部代表が政調会長に就任。歴史的な場に立ち会うとともに、衆院選予定候補の正式発表など常在戦場の決意を固めてスタートを切ることが出来た。ソーシャルディスタンスでの開催であり、最後列での参加であったが、来賓の菅総理(自民党総裁)が「公明党が実現を求めてこられた不妊治療保険適用を実施したい」と表明すると、大人数の記者団がざわついたのには驚いた。
 
 29日の本会議で京都市として第5次の補正予算が全会一致で可決。待ったなしの正念場での追加予算なので、与党とか野党の立場を超えて迅速かつ的確な実施を求める姿勢が明確となったと思われる。
 
【2020年10月】
 10月1日は、京都市会本会議で公明党市会議員団を代表して門川市長への質問に立ち、「元年度決算と財政運営」「新型コロナ感染防止と社会経済活動の両立」「障がいのある方への新型コロナ対策」「W ithコロナ社会の自転車政策」「街かどスマホ充電サービス」などを論じた。門川市長から前向きな答弁を勝ち取り、ここ数カ月の苦労が報われた思いであった。議会の論戦は議員にとって不可欠の重要任務。「これからが大事」との意気込みで取り組んでまいりたい。

 201001吉田代表質問1

 翌2日付の京都新聞朝刊5面に本会議代表質問の模様が特集され、私の質疑が写真入りで掲載された。多くの方から喜びの連絡をいただき感無量。コロナ禍で困窮する市民の切実な声をひざ詰めで受け止め、京都の未来のために提言を重ねていくとの決意を新たに出来た。頑張ります!
 
 代表質問の中で、「経済再起動と社会生活の再開の段階では、目に見える活性化策とともに長期的視野にたったビジョンのバランスが問われる」と指摘し、公明党が全国党大会で提示したポストコロナ時代の新しい社会像を提示した。新しい社会像とは、コロナ禍で突きつけられた諸課題の克服に向けた将来ビジョンであり、(1)人間主義に立脚した「生命尊厳の社会」、(2)感染症のダメージを克服し安心安全の社会を再構築する「しなやかで強靭な共生社会」、(3)社会的分断や格差拡大を抑えるという「創造的包摂社会」の3つの視点である。
 
 6日からは、決算特別委員会局別質疑。私は第2分科会に所属し、初日は保健福祉局に「ヘルプカード」「衛生環境研究所」について質問に立ち、共生社会に向けた政策推進を論じた。7日は、子ども若者はぐくみ局に「不妊治療助成」「困窮家庭の子どもの学習支援」「子ども医療費」について質した。8日の質疑は教育委員会に、コロナ禍で子どもたちのために奮闘する教育現場の先生方に感謝した上で、「学校トイレ洋式化」「学校体育館熱中症対策」などを質問。平時には地域行事の会場であるとともに、いざという災害時には避難所となる「体育館」の充実を問題提起したものである。
 
 決算局別質疑最終日の12日は、建設局に「自転車走行環境整備」「サイクルセンター」について質疑。本会議代表質問と連動して、Withコロナ時代の健康寿命延伸・環境保護・働き方改革・渋滞対策・子どもの教育など、多くの点から重要視される自転車政策を論じた。
 
 20日は付託議案を審査する常任委員会。教育福祉委員会では付託議案や請願などについて質疑があり、私は教育委員会に「学校の健康診断」を質疑した。伏見区の保護者から受けたご相談を取りあげたものだが、思いがけなくも全国的に注目され、公明党の国会議員と連携したことで、文科省が本格的に動き始めた。今後の進展が注目される。
 
 徹底した議論の末に、27日の最終本会議で元年度決算が賛成多数で認定。条例案や意見書等の議案も可決成立した。休む間も無く翌日から来年度予算編成に向けた要望項目を議論する議員会がスタート。コロナ対策の重点要望を精査する作業がスタートした。また、同時並行で製作した市政レポート「吉田たかお通信号外(2020年秋冬号)」が完成し、月末からの爽やか訪問活動で活用することとなった。多忙な中を1つ1つ積み重ねていくことの重要性を実感!

2020爽やか訪問自転車
 
 この時期は、新年度党員登録や予算要望とりまとめの議員会など多忙を極めたが、29日から爽やか訪問活動が本格的にスタート。11月末までに党員さんとペアで地域を歩き、ごあいさつ回りを敢行した。伏見区内の約500件を訪問し、貴重な生の声をお聞きしたことは、かけがえのない財産となった。コロナ対策の議論に活かしてまいりたい。
 
【2020年11月~12月】
 11月1日は地元桃山南学区の防災訓練に参加。例年よりも規模を縮小しての開催であったが、コロナ感染対策や福祉避難所の趣味レーションなど重要な内容を、地域の各種団体の方々が率先して学んでおられた。頭が下がる思いでいっぱい。運営に尽力された関係者の皆さんに敬意を表したい。
 
 2日は予算要望取りまとめ作業や市民相談対応の後、午後から都市計画審議会。まちづくりの重要案件を審議した。夜は爽やか訪問で雨の中をコツコツと歩いた。「街頭演説見てますよ」「SNS頑張ってるね」と励まして頂き、疲れも吹き飛んだ。多くの方からの笑顔のエールに勇気を頂戴した。ありがたい!
 
 11月に入ってから、クラスターが続出するなどの影響で、感染者数が多くなってきた。家庭内感染も多いが、感染経路不明なケースも無視できない。きわめて深刻な状況と認識する。そんな中だが、退院数(入院勧告解除含む)が連日数多く報告されている。医療機関の皆さんに感謝申し上げたい。
 
 9日は爽やか訪問活動のスケジュールが詰まっていたが、急きょ予定を変更して市役所へ。議運の理事会に出席し、継続審査となった市税条例を常任委員会で質疑することを受けての協議を重ねた。低所得者支援の在り方を議事録の残る正式な場で議論することは当然であり、コロナ禍であるからこその政治決断と確信している。
 
 11日の教育福祉委員会は、朝10時から夜8時前までの長丁場であった。私は2日前の総務消防委員会の議論を踏まえ、市税条例改正に伴う福祉サービス見直しについて質疑。綿密な準備を重ねて臨んだ。追及や糾弾に終始したら、パフォーマンスに終わってしまう。弱者の視点が霞んでしまわないためにも、現実を直視した真摯な議論が大事との信念で論じた。
 
 17日、爽やか訪問が終わったころから、感染者数が一気に増加した。医療機関や福祉施設でクラスターが発生。危機感を持った具体的対策が喫緊の課題なので、危機管理の担当者と連携を密に進んでいった。
 
 18日からは議案勉強会。様々な案件を徹底協議する合い間を縫って、爽やか訪問の際にお聞きした相談事を、行政担当者につなぐためにテンテコ舞い。1つ1つに強い思いを込めて交渉していった。深刻な個別相談の解決を真摯に探り、丁寧に迅速に進めていくことが大事と実感する怒涛の日々であった。
 
2020市民しんぶん

 20日に各町内に配られる「市民しんぶん」の最新号は障害者週間を特集。様々な理由でマスクを着けられない方を一概に否定するのではなく、障がいの特性や事情を理解して思いやる重要性を共有するよう啓発する内容で、10月1日の本会議代表質問で主張したことが、さっそく実現した。本当に良かった!
 
 21日は、議員総会終了後に二条駅前へ。青野仁志副議長(中京区)、湯浅光彦議員(右京区)、松田けい子議員(山科区)と一緒にシェアサイクルのポートを現地調査し、スタッフの方々と意見交換。貴重なご意見をお聞きすることができた。若い力でエネルギッシュに苦境を乗り越える姿に感動した。

2020予算要望
 
 25日は、早朝9時から門川市長を訪れ、公明党京都市会議員団で取りまとめた令和3年度予算編成への要望書を提出。じっくり意見交換する中で市民の声を届けた。10時からの本会議では、継続審査となった市税条例改正案の採決。厳しい付帯決議を付しての賛成多数で可決された。
 
 26日には、他会派の京都市議がコロナに感染したとのニュースが入った。心よりお見舞い申し上げる。京都府内の議員で初とのこと。他の市会議員は濃厚接触者に該当しないとの正式見解が出されたが、緊張感を持って三密対策を徹底していく必要があると実感。
 
 28日は、公明党京都府本部主催の文化フォーラムで、京都府立大塚本康浩学長(獣医学博士)の講演「ダチョウの研究〜withコロナ時代のカジュアルイノベーション」を聴講。ウイルスとの戦いの最前線で奮闘される貴重な知見を学ぶことができた。
 
 12月1日は京都市会本会議代表質問で、公明党議員団から平山よしかず議員(西京区)と国本友利議員(左京区)が登壇し、建設的な政策を提言。3日は教育福祉委員会で、就学援助世帯の児童生徒の不登校対策(市教委)、保育士の負担軽減(子ども若者はぐくみ局)、高齢者介護予防移動支援と再犯防止推進計画(保健福祉局)について質疑を展開。多くの委員が質問に立ったので、終わったのは夜8時半を超えていた。コロナとの長期戦に、会派の枠を超えて真剣に挑んでいる議員が多いと、改めて実感することが出来た。
 
 4日には、市政報告レポート吉田たかお通信号外(2021年初春号)を発行。爽やか訪問活動や議会質問で勝ち取った実績を報告するもので、連続の広報活動となった。ご協力いただいた関係各位に感謝をささげたい。吉田たかおLINE@や、公明党京都府本部動画チャンネルへのダイレクトリンクも告知しているので、関心ある方は公式HPからダウンロードしてください。
 
2020自転車教室

 6日は、湯浅議員や兵藤しんいち議員(北区)とともに船岡山マルシェで開催のサイクルセンタープレイベントを見学。学齢期前の児童対象のキックバイク教室は予約満席の盛況であった。コロナ禍での重要な政策。行政と民間のタイアップで前進していると実感した。今後の進展に期待したい。
 
 12月に入ってからは、連日多くの感染者が報告され、8日には京都府で63人(そのうち京都市28人)の新型コロナ感染が確認された。1日の感染者数としては、11月17日の49人を上回る過去最多となった。9日は更に拡大し、新たに75人(京都市50人)の感染が確認。2日連続で過去最多となった。重大な局面と受け止め、危機感を持った対策が大事と痛感した。
 
 10日の最終本会議で補正予算や地球温暖化条例、指定管理、人事案件などが可決成立したが、緊急上程された「ひとり親臨時特別給付金」補正予算は即決で可決。私は議員団を代表して賛成討論に臨んだ。
 
 11日は、公明党京都市会議員団10名で「書籍除菌機」を導入した伏見中央図書館を訪れ、現地を視察。コロナ対策で議員団が提案した施策が着実に前進していることを目の当たりにすることが出来た。

2020伏見区防災訓練
 
 13日は早朝から伏見区総合防災訓練で向島秀蓮小中学校へ。コロナ禍での避難所運営や福祉避難所訓練などのほか、救出救護・放水訓練も行われた。自主防災はじめ、地域の安心安全に尽力される方々に感謝申し上げたい。
 
 15日は市役所で議員会。来年度予算編成を前に、市民の暮らしに寄り添った政策のために議論を深めた。夕方は市民相談。行政担当者とともに、お困りごとの解決に向けて真剣に動いた。
 
 16日は、京都府で97人(そのうち京都市75人)の感染者が公表された。1日の感染数は過去最多を更新。危機感を持って拡大防止を徹底するしかない。17日も84人(そのうち京都市62人)の感染が確認。今まで以上の多角的な取り組みが重要であるが、その反面、17日は57人の退院(入院勧告解除含む)が発表されている。医療現場のご奮闘に敬意を表したい。
 
 18日、文科省の調査が発表された。全国の大学で4~10月に新型コロナの影響を受けて中退した学生・大学院生は1,033人、休学は4,205人に上ったとのこと。ただし、全体の中退者は2万5,008人、休学は6万3,460人で、昨年同時期と比べると、ともに6,833人、6,865人減っていた。一部マスコミは大げさに煽ったが、実は例年よりも中退や休学者は減少しているのだ。政府や自治体がコロナ禍での学生支援は決して悪くない証左ではないだろうか。
 
 激動の2020年もあと10日となった。コロナとの戦いは長期戦であり、終息の見通しが立てられない状況にある。感染拡大防止と経済・社会活動の再開の両立が求められるが一進一退なのは否めない。後世の歴史に必ず残るであろう険難の道のりは、未だ終わりが見えない状況にある。これからも気を引き締めて、多くの心ある市民と力を合わせて、未曽有の難局を乗り切ってまいりたい!