2015.12.12 (Sat)
12月12日午後6時半から京都テルサで開催された「若者の薬物問題について考える講演会」に参加し、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の松本俊彦部長の講演を学びました。

正味2時間の長さを全く感じさせない丁寧かつユーモアとエスプリに満ちた語り口に魅了され、居眠りする人は1人もいませんでした。今まで研鑽した中で最も感動し納得した講演でした。

松本氏が薬物乱用問題を取り上げたNHKの番組で、薬物依存者の治療やメンタルヘルスの重要性を論じたところ、視聴者から処罰や規制の強化を求める声が寄せられたとの事実を聞き、愕然としました。薬物犯罪の最大の被害者は本人であり家族です。世間の心ない罵声や冷たい視線こそが最大のネックなのだと痛感。
薬物に手を出して逃れられない多くの若者は、自分に自信が持てず家族や周囲の過剰な愛憎にさらされてオーバーフローしてしまっているとの指摘に心痛みました。「あんたなんか産まなきゃ良かった」と言われたり、DVやいじめの地獄に呑み込まれている心は、どんなにつらいことでしょう。
生きづらさに苦しんで自傷行為に走る人が、自己肯定感を喪失して絶望感に沈んでいる実態に対して、生半可な正義感や親切心では吹き飛ばされてしまいますよね。そのことを深く考えさせられました。
道徳教育が叫ばれていますが、傷ついた心に寄り添うメンタルヘルスこそが、薬物依存問題へ重要な可能性を持っていると思います。私自身、以前に議会の質疑で「認知行動療法」の導入を訴えましたが、今回の講演で改めて確信を深めました。頑張ります!

正味2時間の長さを全く感じさせない丁寧かつユーモアとエスプリに満ちた語り口に魅了され、居眠りする人は1人もいませんでした。今まで研鑽した中で最も感動し納得した講演でした。

松本氏が薬物乱用問題を取り上げたNHKの番組で、薬物依存者の治療やメンタルヘルスの重要性を論じたところ、視聴者から処罰や規制の強化を求める声が寄せられたとの事実を聞き、愕然としました。薬物犯罪の最大の被害者は本人であり家族です。世間の心ない罵声や冷たい視線こそが最大のネックなのだと痛感。
薬物に手を出して逃れられない多くの若者は、自分に自信が持てず家族や周囲の過剰な愛憎にさらされてオーバーフローしてしまっているとの指摘に心痛みました。「あんたなんか産まなきゃ良かった」と言われたり、DVやいじめの地獄に呑み込まれている心は、どんなにつらいことでしょう。
生きづらさに苦しんで自傷行為に走る人が、自己肯定感を喪失して絶望感に沈んでいる実態に対して、生半可な正義感や親切心では吹き飛ばされてしまいますよね。そのことを深く考えさせられました。
道徳教育が叫ばれていますが、傷ついた心に寄り添うメンタルヘルスこそが、薬物依存問題へ重要な可能性を持っていると思います。私自身、以前に議会の質疑で「認知行動療法」の導入を訴えましたが、今回の講演で改めて確信を深めました。頑張ります!