吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

決算特別委員会市長総括質疑

2014.10.16 (Thu)
10月16日、私・吉田たかおは京都市会本会議場で開催された決算特別委員会の市長総括質疑で、門川市長への質問に立ちました。

141016市長総括質疑

嬉しいことに、誠実かつ前向きな答弁を勝ち取ることができ、大きな前進となりました。これからも現場第一主義でダッシュしてまいります。

下記に質問原稿と、答弁の主旨を掲載させていただきます。長い文章で恐縮ですが、関心のある方はお読みください。

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決算特別委員会市長総括質疑

                   吉田孝雄(公明党) 

【はじめに】
公明党のラストバッターです。どうぞ、よろしくお願いいたします。

言うまでもなく決算委員会の議論は、市民からお預かりした大切な税金がどのような政策として使われたか、市民生活にどう役に立ったかをシビアに検証し、予算編成を始め今後の施策展開に生かしていくものであると理解しています。

その意味で、建設的な提言をさせて頂きたいと考えていますので、どうか前向きかつ中身のあるご答弁をお願いします。

【防災危機管理】
まず、防災危機管理、とりわけ災害時の情報発信についてお聞きします。

行財政局への局別質疑で「防災ポータルサイト」を取り上げました。昨年の台風18号で全くサイトがつながらなかったという事態を受けて、補正予算を組んで回線やサーバを増設したのですが、今年の8/16豪雨ではサイトを呼び出したら、画面は表示されるものの、残念ながら情報は全く更新されていませんでした。

情報発信が後回しになったことは大変に遺憾であると局に対して厳しく指摘させて頂き、この教訓を生かして体制を見直して強化するよう求めたのです。加えて、市会議員や希望する市民の方々に提供している災害対策本部発信のFAX報告書を、ネット上でもPDFとして公開してはどうかと提案したところ、前向きな答弁がありました。

今週の月曜日、13日に観測史上最大規模と言われた台風19号が直撃しましたが、ネットやSNSをフル活用しての情報発信は大いに改善されており、おおむね評価されるべき内容であると感じました。関係者に敬意を表したいと存じます。また、消防署や消防団、土木事務所の方々など、休日返上で任務にあたった皆さんにも、心から感謝を申し上げます。

今後も、市民の皆さんへの情報発信をぜひ重視してもらいたい。今回は、多くの方が閲覧する京都市HPのトップページやFBなどでは充実していたものの、防災ポータルサイトでの発信は物足りなかった感がありますので、今後の宿題として積極的に取り組んでもらいたいと思います。

具体的には、先ほど紹介したPDF文書をポータルサイトの画面上にリンクした際に、ローマ字で赤く「NEW」と表示するなど、市民の側に立った「見やすさ」への配慮が重要であると申し上げますが、いかがでしょうか。

《藤田副市長答弁》
明らかになった課題の解決への動きを1つ1つ積み重ねているところで、SNSなどでタイムリーな発信ができつつある状況。今回の台風でも災害対策本部ではないHPのスタッフが休日にもかかわらず駆け付け、PCの前に張り付いて作業してくれていた。体制の充実を検討したい。

【違法駐車対策】
昨年から今年にかけて、災害は図ったかのように土日や祝日に襲来してきています。スタッフの皆さんの大変さは良くわかりますが、市民の安心安全のため、今後もよろしくお願いします。

次に、違法駐車対策を取り上げます。京都市の施策は多岐にわたりますが、各々が時宜を得た重要なものが多く、職員の皆さんも懸命に尽力しておられることは承知しています。

だからこそ、中途半端にならずに、やるならば徹底的に踏み込んで頂きたい。そうでないと「自己満足ではないか」という批判を受けてしまいかねません。特に華やぎ事業のスタッフが担当する業務は、良い意味で市民の視線にさらされますので、逆に言えば頑張った分だけ共感を得られやすいのではないでしょうか。

この違法駐車対策では、225万円の予算に比べて約半分の142万円の決算でした。お聞きしますと、業務に携わる職員の制服や靴などのコストであるとのことでした。それを云々するつもりはありませんが、私は出動回数を増やすとか配布物を充実するとか、中身を検証する必要があると思います。

烏丸通りに設置した自転車レーンを時折通るのですが、レーン内に車両が当たり前のように停まっているケースが増えています。中には単なる物流の積み下ろしでない、きわめて悪質な違法駐車も見受けられるのです。私は悲しくて心の中で涙を流しています。

せっかく自転車レーンがあるのに、今のような中途半端なままでは、自転車は歩道走行を余儀なくされ、結果的に何のためにレーンを設置したのか、意味が失われてしまうではありませんか。

ぜひ、違法駐車対策事業において選択と集中を強化して効果あらしめるべきである。そう強く申し上げますがいかがでしょうか。

《藤田副市長答弁》
重点区域を指定し定期的に「クリア作戦」を実施している。ただしご指摘の通り“いたちごっこ”の感を否めないので、一層の充実に取り組んでまいりたい。

【京まふ】
次に、京都国際アニメマンガフェア所謂「京まふ」についてです。

私は京都市会で数少ない芸大出身議員であり、文化芸術振興の重要性を訴え続けています。特に「経済活性化」や「京都ならではの魅力発信」の観点からもコンテンツ産業に力を入れるべきと主張しており、口先だけでなく京都国際マンガミュージアムに何十回足を運んで講演会やイベントに参加させて頂いています。

そんな中、さまざまな多様な世代の方々や国際色豊かな観光客の姿をまの当たりにしていまして、これからの大きな可能性を実感しています。「京とあまのね事業」や人材発掘の「トキワ荘事業」についても、ファンが関心を持ち続け応援し続けていくような継続性を重視して、ぜひ知恵を結集してもらいたいと申し上げます。

また、京まふでも着実な前進が見られるので嬉しい限りですが、これで満足せずに貪欲に頑張ってもらいたいと思います。京まふ当日に行った人から聞いたのですが、それはそれは物凄い行列で、一気に入る気をなくしたとのことです。

コアなアニメファンにとっては、行列は織り込み済みで苦にならないかもしれませんが、子ども連れやキャリアの浅いファン層は、余りに強烈な行列に圧倒されたということで、これについて鈍感なままであれば「じり貧」になる懸念を覚えます。今後の教訓にしてもらいたいと申し上げたい。

たとえば、各列の「最後尾」に掲げる看板をより目立たせるよう工夫するとか、大型電光掲示板を設置して入場可能の受付番号を告知するとか、いろいろ知恵を集めて頂きたいのです。また、将来的には京都会館(ロームシアター)や会議場、国際交流会館などの岡崎地域の周辺会場にも拡充するべきと考えます。ぜひご検討をお願いいたしますが、いかがでしょうか。

《塚本副市長答弁》
コンテンツ産業については、京都市のビジネスモデルとして注目し力を入れている。京まふについてもご提案を積極的に検討してまいりたい。

【市民参加促進】
7年前の決算委員会で「エンターエィンメント性」を施策に取り入れるべきと主張し、若い世代の職員の斬新でユニークなアイデアを募るべきと主張しました。ここ数年、少しずつ前進していると実感しています。本日も京都国際映画祭が開幕し、市役所前広場に「大魔神」が来てくれています。大いに期待しています。

最後に、「市民参加促進」の観点から、未来まちづくり100人委員会と未来の京都創造研究事業について申し上げます。

未来まちづくり100人委員会は第4期を数え、今回は「無作為抽出」での市民参加という斬新なアイデアで、京都のまちづくりに意欲を持つ市民のネットワーク拡大など相乗効果があった訳ですが、今後のマンネリ打破と行政施策展開への期待で胸を膨らませているところです。

また、未来の京都創造研究事業は、大学のまち京都ならではの魅力あふれるもので大変に誇らしく思っています。局別質疑でお聞きしますと、13テーマの中で5つが具体的事業に反映して本格的に展開しているとのことでした。

しかしながら、私自身、何度か傍聴したのですが大学関係者の参加が多く、一般市民の姿が少なかったので、大変に勿体ないと実感しました。テーマを深く掘り下げるアカデミックな内容ではありますが、市民の実感とかけ離れた閉鎖的な「自己満足」になってしまうのは良くないと感じています。

参加した市民の方や学生さんの感想や意見を積極的に求めて公開するなど、幅広く「生の声」を求めるべきであり、そうした中で、今後のテーマ選定に生かしていく「連続性」を今以上に推進してもらいたいと思います。

提案として、幅広い市民参加促進とアカデミックな研究とのコラボレーションを重視する意味で、この事業と未来まちづくり100人委員会とのタイアップも検討してはいかがでしょうか。

《門川市長答弁》
委員ご提案のコラボレーションは大変に興味深く、大いに賛同する。今後の発展のため、市民ぐるみの取り組みを積極的に展開してまいりたい。

【最後に】
先輩・同僚議員のご配慮で、ラストバッターの私の質疑時間が当初の予定よりも大幅に増えたので、この時間を利用して市長に心からの御礼を申し上げたいと存じます。

今議会の本会議代表質問で、市長が犬猫のふん尿被害いわゆる「ふん害」への対策を本格的に進めるとの見解を発表し、「ふん害」対策の条例に着手するとのことで、新聞でも大きく報道されました。2月議会の代表質問で求めたものだったので、胸がはちきれんばかりに嬉しかったです。

市民の方からの生の声をきっかけにして、現地調査を重ねて書き上げた「ふん害対策」の政策提言をこの7月に提出したことが、大きな力になったものと確信しています。

最近は地方議員への風当たりが強まり、“号泣議員”が注目されていますが、地域をコツコツと歩いて市民の生の声を真正面から受け止め、具体的なカタチとして政策立案する議員に成長して、市民の皆さんのご期待に応えていくことを決意し、私の質疑を終わります。ありがとうございました。