吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

2013海外行政調査レポート最終回(番外編:自転車環境)

2014.07.05 (Sat)
2013年夏に京都市会海外行政調査団の一員として、ヨーロッパ3ヶ国の動物愛護政策を徹底して視察する幸運に恵まれました。本ブログで5回にわたって見聞記をレポートさせていただきましたが、最終回は番外編ということで、3ヶ国の自転車走行レーン事情をまとめてご紹介します。

まず、結論を申し上げますと、3ヶ国とも当たり前のように自転車走行レーンが設置されており、自転車走行環境の整備は市民生活に着実に浸透している印象を受けました。

そして、特筆すべきは、滞在中に徒歩やバス等で移動する際に見かけた光景の中に、自転車が歩道を走行することは1度も見かけなかったこと! 当たり前ではあるのですが、日本で毎日のように歩道を走る自転車を見慣れている1人として、改めて感動するとともに、日本社会での1日も早い「正常化」を願わずにはおられませんでした。

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さて、1ヶ国目のドイツでは、ベルリンのホテル周辺を歩くと、さっそく自歩道タイプの自転車レーンが目に飛び込んできました。なんと堀川通りや西大路通りと同じ「ベンガラ色」の塗装です。

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その後、バスで移動して国会議事堂周辺に来ましたが、この辺りは車道に白ラインが主流です。いずれにしても、ドイツの一部都市で見られるブルー舗装は無かったのが印象に残りました。

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官庁街を抜けて住宅街に来たら、再びベンガラ色塗装のレーンが出現。なんらかのルールがあるのでしょうが、今回は自転車政策ではなく動物愛護の視察のため、行政担当者に詳しく聞けなかったのは仕方ありません。後日の宿題になりそうですよね。(ただし、資料だけでなく実際に現地にたって見聞するという事実は大きいと思います)

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ベルリンからボンへ列車移動するとき、ビックリしました。駅のホームで自転車が電車待ちをしているのです! 自転車乗り入れ可能の車両がちゃんとあるのですね。京都も実現したらなぁ・・・!

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旧西ドイツの首都ボンも、いたるところに白ラインの自転車レーンが設置されています。自転車も安心して走行できますよね。

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路面にペイントされる自転車マークは、白の標準版以外に横断歩道では青色に塗って目立つように工夫がされていました。状況に応じて工夫が施されています。

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公園の沿道は、自転車が走行するエリアと歩行者専用エリアがハッキリ分かれており、接触事故が起こる可能性は極めて低いです。見習いたいな。

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フランスのパリに出国するため、ケルンで時間調整する際に周辺をパチリ。さすが交通の要衝であり、一大観光地ということもあり、交通量が多かったです。同時に、自転車レーンが分かりやすいと感心しました。

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2ヶ国目のフランス、花の都パリは、観光客が列をなすエリアには目立ちませんが、バスと自転車走行レーンが共存しており、車道とハッキリと分離されています。それも看板で分かりやすく明示されていました。

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自歩道タイプの自転車レーンもありました。やはり、道路の事情によって工夫しているのですね。この場所には分かりやすい看板が目立っていました。

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車道の歩道寄りのエリアに独特の自転車マークが必ずありました。比較的新しい道路ではマークがカラーでした。

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3ヶ国目イギリスの首都ロンドンは、ここ数年「ロンドン・サイクル・レボリューション(自転車革命)」で有名ですので、駅から宿舎までの移動中の道路を期待感満々で見つめたのですが、あれ? 他の2ヶ国と比べて、レーンの表示が分かりにくいような印象なのです。

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ただ、よく見ると細い二重線(黄色と赤色の2種類)がほぼ全てに引かれています。「これが自転車レーン? 細すぎるんと違う?」と不思議に思い、ガイドさんに聞くと「駐車禁止を告知」するレーンとのことでした。へぇ~っ、ですね。

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バスで移動していると、自転車レーンが目立たないので、これは徒歩で移動するときに取っておこうと気を取り直しました。私が驚いたのは、全ての駅前にレンタサイクルを完備し、シェアしていること。市民の中に自転車を利用することと、個人だけの所有ではなく社会で共有するものであるという価値観が浸透しているのですね。

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ハイドパークとならぶ巨大公園であるケンジントンガーデンでは、自転車走行が可能の部分と不可の部分が分かりやすく分離されています。

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徒歩でロンドン市内を、約2時間ぶらりと歩きました。専用ヘルメット着用のスポーツサイクリングが多いです。レンタサイクル利用者の数も多いのは土曜日のためでしょうか?

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信号待ちのエリアへの誘導は丁寧で親切です。きっちりとペイントされていませんが、それよりも分かりやすさが大事ですよね! (日本なら寸分たがわぬデザインにこだわるでしょうが、ここでは実利を優先しているのでしょうか・・・?)

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市内中心部(バッキンガム宮殿や国会議事堂)に行きますと、ベンガラ色で塗装されたレーンが目立ち始めました。

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ちょうど、宮殿近くの広場で自転車の大きなイベント開催中で自転車であふれるくらい。このようなイベントに力を入れているらしいです。市民レベルでの浸透が大事ですよね。

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ウエストミンスター寺院付近が、ロンドン・サイクル・ネットワークの起点。看板はありましたが、特別に目立たなかったので探すのに時間がかかりました。

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さすがに疲れたのでホテルへはタクシーを利用。別ルートで走ったため、何とグリーン色舗装の自転車レーンを発見しました。思わぬ収穫にビックリです。

残念ながら、各都市の自転車政策の担当者からお話を聞くことはできませんでした。本来の使命は動物愛護政策の研さんですから当たり前なのですが、このように移動時間等を利用して、念願の自転車レーンを見比べることができただけも良かったです。

これからも、外国の先進事例をどん欲に学んでいこうと思います。最終回は消化不良で自己満足のきらいあるレポートとなり、大変に恐縮ですが、事情をご理解いただけれは幸いです。

以上で、6回にわたる連載記事を終わります。長くてくどい文章を辛抱して読んで下さり感謝します!