吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

第4回空き家対策検討委員会

2013.03.25 (Mon)
3月25日午後3時30分より、市役所前のホテル本能寺西館で開催された第4回空き家対策検討委員会を傍聴しました。



TV撮影もありました。マスコミ注目の政策だということを再認識です。

事務局の発表によると、識者や市民の代表による検討委員会の10名の委員は、全員が1回も欠席が無かったとのこと。空き家問題の重要性について熱い想いを持っておられると感心しました。

私は所用があって2回しか傍聴できませんでした。残念・・・・! (ただ、都市計画局から摘録を提供していただきましたけどね)

最終回の今日も、各委員から熱心な議論が展開されました。委員やスタッフの方々に敬意を表したいと思います。

印象に残ったのは、事務局から「空き家問題について行政への通報が急増して対応に四苦八苦しています」という赤裸々な実態説明があったこと。

空き家を放置している所有者のうち、経済問題で手が出ない人もいるので「罰則ありき」の対策はよくない――という意見もありました。

助成制度を充実すると、モラルハザード(崩壊)が起こってしまうので、手厚いインセンティブだけではなく、ペナルティのあり方も検討するべき――という意見もありました。

どちらも正論と思います。

私は、空き家が放置されて危険建築物にならないためには、ある種のペナルティもやむを得ないがインセンティブの内容が大事と考える1人ですが、何よりも危険であるとの「判定基準」を明確に定めるべきであると主張するものです。

同時に、危険度を判定する主体(=組織体)をどうするかが大事な課題ではないかと思います。(外見だけでは限界があり、立ち入り調査ができる権限も付与する必要性も今後の重要課題の1つでしょう)

後半では、空き家対策条例への本格的な意見交換もされました。議会質問で条例制定の必要を訴えた立場として感慨もひとしおです。

今後の予定は、25年度の早い時期に条例骨子案が作られ、市民意見を募集するとのこと。

事務局のお仕事は大変でしょうが、大切な段階に入りましたので、熱いまなざしで注視させて頂きたいと思います。私自身も貢献できるよう、研さんに励んでいこうと決意しています!