吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

文化の都・京都の使命

2008.06.19 (Thu)
≪My Opinion≫

今日は、ちょっぴり堅い話を述べます。少し長い文章ですが、関心ある方はお読み下されば幸せです。

今の時代は、日本が近代化を歩んで以降、第三の激動期に当たるのではないかと、私は思います。

明治維新を機に、富国強兵を進めて軍事大国の道をまい進したのですが、約80年後に敗戦という厳しい結果になりました。

戦後は、奇跡の復興を成し遂げ、経済大国の道を驀進しましたが、50年もたたずに、バブル崩壊で一敗地にまみれました。

そして今、少子高齢化が進行して社会保障の崩壊が叫ばれ、ワーキングプアが深刻化して若者が希望を失いつつあります。

これからの日本が進むべき道は何なのか? そのカギを、私たちの住む京都が持っているのではないでしょうか。

京都は5千万観光客構想が順調に進捗し、源氏物語千年紀などもあって国内外からの注目を集めています。国内に遍在する伝統文化・伝統産業の淵源は、多くが京都です。

一昨年オープンした京都国際マンガミュージアムは、日本のマンガ文化が世界に急速に受け入れられていることを多くの人々に知れせてくれています。「オタク」「カワイイ」は国際語だとか。

日本を含め、世界の多くの人々はフランスを文化の大国と認識しているでしょう。そして、みんな芸術の都パリに憧れていますよね。日本もこの方向でいったらどうでしょうか。

歴史をひもとくと、日本人は激動期においても、逞しく生き抜いていました。維新期も文明開化のうねりに埋没することなく近代国家に変貌しましたし、敗戦に直面しても民主主義を受け入れて、平和憲法を守ってきました。

私はこれらの要因について、勤勉で勉強熱心な国民性ときめ細かな地域コミュニティーが、大きな力になったのだと確信する1人です。(これら日本人の美徳が薄れつつある危機感は誰もが抱いていることでしょうが、この問題については別の機会に論じたいと思っています・・・・・)

私は思います。経済が冷え込み政治不信が定着し、ある意味どん底にあえいでいる日本は、今こそ文化の力で立ち上がるべきであると。

そして、同時に訴えたい。その団結の要は、環境が破壊され危機に直面する地球を守らなければならないという、強い一体感ではないかということを。

昨年、ドイツのメルケル首相が来日して、「DO YOU KYOTO?」という言葉が、「地球に良いことしてますか?」という意味で使われていると紹介されました。地球温暖化への世界規模の取り組みの、まさに象徴が私たちの住む京都なのです。

文化芸術の都を志す京都が、環境立国へのエンジン的存在となって、日本の進むべき道を切り開いていく使命があると、私は心の底から叫ぶものです。

自分さえ良かったらいいというエゴイズムや、カネ儲け最優先の拝金主義がまかりとおている日本を再生するには、志を高く持つしかありません。


京都市政に携わる1人として、誇りと責任感に身を引き締めながら、真剣に頑張っていくしかないと決意しています。