吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

(原稿)補正予算賛成演説

2008.06.06 (Fri)
6月5日、京都市会本会議補正予算案採決に先立つ各党の討論演説があり、公明党からは私が代表して演説を行いました。

この演説の内容は5日付の本ブログに掲載しましたが、何人かの読者から全文を読みたいとのリクエストを頂戴しましたので、下記に紹介します。約10分の長さですがお読み下されば幸せです。

≪原稿≫

 上京区の吉田孝雄でございます。
 
 公明党京都市会議員団は、議第46号平成20年度京都市一般会計補正予算案ならびに改正道路特定財源特例法可決に伴って提出された議第71号増額補正予算案について、賛成するとの態度を表明しておりますので、その理由を述べ討論をおこないます。
 
 今議会で審議された平成20年度肉付け補正予算は、門川市長の信条である「スピード・パワー・ハート」と「徹底したプラス思考」にあふれた、きめ細かな現場感覚に裏付けられた予算であります。
 
 きわめて厳しい財政状態にあって市長は、限られた財源の中、スピード感を持って効率的予算配分に努めた結果、「未来の京都 まちづくりマニフェスト」に掲げた124の施策のうち、実に約7割にあたる88施策について早くも予算を計上、あるいは充実を図った、効果的で無駄のない筋肉質な予算を編成されました。
 
 特に、私どもが注目したのは、市民と行政がともに力を合わせて汗を流す「きょうかん」に基づく市政運営を実現するために、情報公開と市民参加を強化すること。そして、福祉や中小企業金融対策などのセーフティネットを重視した、ぬくもりある市政実現のため、「子育て支援と教育」「地球に優しい環境共生のまちづくり」「産学公連携による智恵産業の創出」の3点に力を注いだことです。
 
 これは、喫緊の課題である少子化対策・教育・環境など市民生活に直結する分野と、それらを実現するための財源を将来にわたって支えていく経済の活性化をはかる産業振興に重点を置いたものであり、大変にバランスの取れた内容であると大いに評価するものであります。
 
 また、民間から細見副市長を登用した英断に対し、産業の振興・経済の活性化への大きな期待が寄せられております。ダイナミックな手腕を発揮していただき、京都市活性化の突破口となるよう、私どもも見守り、支援を惜しまない所存でございます。
 
 さて、今議会の本会議代表質疑で市長は、わが党の津田早苗議員の質問に対する答弁の中で、今回の補正予算への熱い思いを3つの言葉で表現されました。すなわち「生活者の視点に立った予算」であり「将来に負担を残さない予算」そして「未来に責任をもった予算」------でありました。まさに、私ども公明党の志向する政治姿勢に通じるものであり、全面的に賛同するものです。
 
 マニフェストにちりばめられている斬新な発想に満ちた政策は、山積する課題を先送りすることなく、解決への道筋を勇敢に進んでいこうとする真摯な決意にあふれています。目先の利害やしがらみにとらわれては、次の世代に大きなツケを残してしまいかねません。同時に、行政の最大の欠点である「縦割り」の発想を克服するためにも、長期的ビジョンに立った複眼的視野と冷静な判断力、大胆かつ繊細な行動力が不可欠ではないでしょうか。
 
 その意味で、市長が「健康」「環境」「公共交通」「コミュニティー」「景観」「観光」「経済の活性化」の8Kの融合に加え、「国際化」「危機管理」の10Kに進化するという柔軟かつ分かりやすい言葉で呼び掛けておられるのは、まことに時宜を得たものであり、市民の皆さんの共感と信頼を勝ち取って、市民ぐるみ・地域ぐるみで責任感を共有する新しい地域主権時代のモデルを構築できるものと期待を抱いております。

 この補正予算では、私ども公明党が長年必要性を論じ、繰り返し要求させていただいていた政策課題が数多く盛り込まれています。
 
 特に、妊婦健診公費負担拡充と3人目以降の子どもの保育料無料化、放課後学び教室の推進、発達障害児支援、地球温暖化対策などの事業は、子育て支援と子どもたちの未来のために、大いに歓迎したい決定であります。
 
 また、地域若者サポーター制度の創設や女性専用カウンセリング窓口の設置、京都創生海外発信プロジェクトや歩いて楽しい街中戦略、景観検証システムの導入およびパーク・アンド・ライドの推進も、私どもが粘り強く訴えてきた施策なのであります。
 
 市民の皆さんも大変に喜び、市民生活に寄与するものと大きな期待を寄せていただいています。
 
 願わくは、市民への誠実な周知徹底を丁寧に実施すると共に、制度を運用する上で寄せられる要望に対して率直に耳を傾け、制度の更なる充実への意欲をいっそう高めていく姿勢を貫いていただきたい。
 
 同時に、失われた市民からの信頼を取り戻す不祥事根絶の取り組みには、積年のウミを出し切るために、一切の妥協を排して決然と取り組み、目に見える結果を出していくべきであると、強く申し上げるものであります。
 
 議会中の5月22日、議第71号補正予算案が追加提案されました。これは、国会で道路整備の財源等の特例に関する法律が改正されたことに伴って、道路整備事業費43億6,800万円を増額補正するものであり、門川市政の船出に水を差すことなくすべての政策が成立することが可能になりました。
 
 僭越ながらひとこと申し上げます。
 
 ねじれ国会の不健全な政局優先の政治手法によって、地方自治体の予算編成が混乱に陥り、市民生活に支障がきたす懸念に直面したことはまことに残念でありました。同時に、一部とはいえ党利党略を前面に出す方針にいまだ固執している勢力に対しては、大いに反省を求めたいと思うものでございます。
 
 私たちは、重箱の隅をつつくようなネガティブな粗探しではなく、京都の未来への前向きな建設的提案を心がけています。地域を歩き、庶民の生の声をひざ詰めで聞き、研鑽を深めて政策へと昇華させるとの、清新な決意を固めているところです。
 
 就任以来144ヶ所の現場を精力的に回って対話を重ねていく行動力と人懐っこい気さくな人柄に対して、門川市長への期待の声が各方面から聞こえてきています。
 
 市長は京都の未来について、「子どもたちの明るい笑顔があふれ、青少年が希望を持って目標にまい進し、お年寄りがその経験と知恵によりいきいきと生きがいの持てる、そして市民ひとりひとりが人間としての誇りを持って満足度の高い人生を送ることができるまち」と語っておられます。
 
 この思いを、ぜひとも1万6千人の全職員が共有し、全知全能を傾けて市政改革を断行していただきたいと申し上げたい。
 
 公明党京都市会議員団一同、市民の皆様とともに、人とまちが輝く京都の実現目指して、全力をつくすことを表明し、賛成討論といたします。