指定期間 の記事一覧
- 2014/08/26 : 防災危機管理におもう (MyOpinion)
- 2014/08/04 : 経済総務委員会他都市調査レポート (日々の活動)
- 2014/08/03 : 市民相談が結実! (市民相談)
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2014.08.26 (Tue)
8月10日の台風や16日未明の集中豪雨の被害に遭われた方、避難中の方々に、心よりお見舞い申し上げます。(広島、北海道そして京都でも亡くなった方がおられます。心よりご冥福を祈ります)
この8月に2週連続で京都を襲った災害についてレポートし、所感を述べさせていただきたいと思います。

10日の京都は前日から強い風が吹くなか、明け方の前から強い雨が降ったため、午後から予定されていた公明党京都府本部議員研修は中止になりました。私も地元にはりつき、車で区内をパトロールしましたが、鴨川や天神川の水位も昨年の大型台風のような危険な段階ではありませんでした。

川端通りのバス停はあえて上陸前の段階で倒してありました。妥当な危険予防策と思います。
その後、雨は強さを増し、京北地域では避難勧告が出ました。近年の台風は今までの常識では通用しないところがあります。市内部であっても、油断なく警戒が必要なことに変わりないと考えていた矢先、週末の16日に、集中豪雨が被害をもたらしました。

その日は、昼前ころからバケツをひっくりかえしたような猛烈な雨が降り、稲光の閃光とともに雷が鳴り響きました。11時20分には大雨洪水警報が発令。車で近辺を回りましたが、二条中付近の美福通りではマンホールから水が吹き出していました。鴨川の水位は先週ほどではなかったように見えました。
その後、小降りになったので、爽やか訪問大作戦を敢行。たくさんのお宅を訪れたのですがお留守はわずか3軒という、驚異の在宅率でした。「雨の中ご苦労様!」とねぎらって頂き、疲れも吹き飛びました。
雨を衝いて果敢に飛び出した爽やか訪問大作戦ですが、周辺の状況も確認できたので、中止にしなくて良かったです。もちろん車の速度は最低限におとし、安全運転を心がけたことは言うまでもありません。
夕方、四条堀川の北行きで、道路が隆起している現場に遭遇。危険を考慮し写真は撮影しませんでしたが、よく交通事故が起きなかったものだと冷や汗をかくほどの大きな割れ目でした。その後も何人かの方から各地の道路隆起情報がもたらされました。よほどの原因があるのではないでしょうか。災害対策本部に聞くと堀川通りや西大路通り、葛野大路通りなど6か所で発生していたのです。これは看過できません。早急な原因究明と抜本的対策の実行が必要と痛感します。
事務所に戻り、情報収集に努めました。防災対策本部や区役所、各地の支援者の方々や同僚議員などとの電話連携の傍ら、インターネットできめ細かい収集を粘り強く続けたのです。
しかし、残念なことがありました。京都市防災ポータルサイトが全く更新されていなかったのです。YahooやNHKをはじめ各種メディアが刻々と情報を発信するなか、最も身近な自治体の専用サイトが詳細の発信を期待されているにもかかわらず、週明けの18日になってもサイトの画面は15日でストップしたまま。
昨年の台風時にアクセスが集中してつながらなかった教訓を踏まえ、多額の予算を付けて改善したのは良いが、肝心の情報が提供されなければまったく意味がありません。つながり易くなっただけに、情報が同じなままであることが多くの人に知られてしまうという、何とも皮肉な結果になってしまい、歯がゆく思ったのです。

そこで、私は18日の経済総務委員会の一般質問で「防災危機管理」を取り上げ、「集中豪雨時に発生した道路隆起の原因究明と再発防止策」を強く求めるとともに、「防災ポータルサイトに情報が更新されなかった反省を踏まえた改善策」を提起しました。理事者から真摯に反省し改善に努めるとの答弁がありましたので、見守っていきたいと思っています。
私自身、情報収集と発信の重要性を、今回の経験を通して改めて痛感しました。ネットでの発信については、速報性に優れたSNS(ツイッターやFB)をフル活用して、刻々と移り変わる事態を取材し迅速に情報提供するとともに、公式HPやブログでは腰を落ち着けて読んでいただけるレポートを掲載することが良いのではないかと思っています。
これから、本格的な台風シーズンです。気を引き締めて安心安全の為に貢献していく決意です!
この8月に2週連続で京都を襲った災害についてレポートし、所感を述べさせていただきたいと思います。


10日の京都は前日から強い風が吹くなか、明け方の前から強い雨が降ったため、午後から予定されていた公明党京都府本部議員研修は中止になりました。私も地元にはりつき、車で区内をパトロールしましたが、鴨川や天神川の水位も昨年の大型台風のような危険な段階ではありませんでした。

川端通りのバス停はあえて上陸前の段階で倒してありました。妥当な危険予防策と思います。
その後、雨は強さを増し、京北地域では避難勧告が出ました。近年の台風は今までの常識では通用しないところがあります。市内部であっても、油断なく警戒が必要なことに変わりないと考えていた矢先、週末の16日に、集中豪雨が被害をもたらしました。

その日は、昼前ころからバケツをひっくりかえしたような猛烈な雨が降り、稲光の閃光とともに雷が鳴り響きました。11時20分には大雨洪水警報が発令。車で近辺を回りましたが、二条中付近の美福通りではマンホールから水が吹き出していました。鴨川の水位は先週ほどではなかったように見えました。
その後、小降りになったので、爽やか訪問大作戦を敢行。たくさんのお宅を訪れたのですがお留守はわずか3軒という、驚異の在宅率でした。「雨の中ご苦労様!」とねぎらって頂き、疲れも吹き飛びました。
雨を衝いて果敢に飛び出した爽やか訪問大作戦ですが、周辺の状況も確認できたので、中止にしなくて良かったです。もちろん車の速度は最低限におとし、安全運転を心がけたことは言うまでもありません。
夕方、四条堀川の北行きで、道路が隆起している現場に遭遇。危険を考慮し写真は撮影しませんでしたが、よく交通事故が起きなかったものだと冷や汗をかくほどの大きな割れ目でした。その後も何人かの方から各地の道路隆起情報がもたらされました。よほどの原因があるのではないでしょうか。災害対策本部に聞くと堀川通りや西大路通り、葛野大路通りなど6か所で発生していたのです。これは看過できません。早急な原因究明と抜本的対策の実行が必要と痛感します。
事務所に戻り、情報収集に努めました。防災対策本部や区役所、各地の支援者の方々や同僚議員などとの電話連携の傍ら、インターネットできめ細かい収集を粘り強く続けたのです。
しかし、残念なことがありました。京都市防災ポータルサイトが全く更新されていなかったのです。YahooやNHKをはじめ各種メディアが刻々と情報を発信するなか、最も身近な自治体の専用サイトが詳細の発信を期待されているにもかかわらず、週明けの18日になってもサイトの画面は15日でストップしたまま。
昨年の台風時にアクセスが集中してつながらなかった教訓を踏まえ、多額の予算を付けて改善したのは良いが、肝心の情報が提供されなければまったく意味がありません。つながり易くなっただけに、情報が同じなままであることが多くの人に知られてしまうという、何とも皮肉な結果になってしまい、歯がゆく思ったのです。

そこで、私は18日の経済総務委員会の一般質問で「防災危機管理」を取り上げ、「集中豪雨時に発生した道路隆起の原因究明と再発防止策」を強く求めるとともに、「防災ポータルサイトに情報が更新されなかった反省を踏まえた改善策」を提起しました。理事者から真摯に反省し改善に努めるとの答弁がありましたので、見守っていきたいと思っています。
私自身、情報収集と発信の重要性を、今回の経験を通して改めて痛感しました。ネットでの発信については、速報性に優れたSNS(ツイッターやFB)をフル活用して、刻々と移り変わる事態を取材し迅速に情報提供するとともに、公式HPやブログでは腰を落ち着けて読んでいただけるレポートを掲載することが良いのではないかと思っています。
これから、本格的な台風シーズンです。気を引き締めて安心安全の為に貢献していく決意です!
2014.08.04 (Mon)
7月29日から3日間、京都市会経済総務委員会の他都市調査で金沢市・新潟市・富岡市に出張しました。リアルタイムでなく恐縮ですが、画像を交えてレポートします。

京都駅から特急サンダーバードで金沢へ。駅はオシャレで近代的なイメージ。“おもてなし門”は檜づくりで能の鼓のデザインだとか。風が吹き抜ける爽やかな暑さです。

江戸期から栄える近江町市場は、186店舗ひしめく“金沢の台所”で、地元市民に親しまれていますが、観光客も増えているとのこと。市場への来場者数は1日15,000〜20,000人で、年末は50,000人。食育教室などはあるものの、広告宣伝にはほとんど予算をかけていないらしいです。

ちびっこ美術館など「地域密着」の事業に力を入れています。ちょうど土用丑の日で物凄い行列でした。氷柱が設置され(写真)、涼を呼んでいました。従業員の若さが印象的。後継者難への対策に頭を悩ましているものの、売り上げ増強が不可欠との決意で、アーケードや食堂街などの工夫を凝らしているということです。

金沢市では、ポイ捨て防止条例が施行されており、近江市場がある武蔵地区や金沢駅周辺が対象。女性職員が炎天下にもかかわらず啓発用ポケットティッシュを配っておられました。条例は罰則もあり、科料は1,000円らしいです。

2ヶ所目は中央卸売市場。規模は京都市の半分程度だが取り扱い量は7割くらいとのこと。漁港やICに近い立地条件が地の利なんだなあと痛感。

水産と青果が隣り合わせですが、不夜城のように終日忙しいとのこと。なによりです。野菜の種類が豊富だなと感じました。バナナ加工センターに入ると別世界のように涼しかったです。(^o^)

夕方から市役所に伺い、「ものづくり条例」について説明して頂きました。懇話会や戦略策定会議を重ねて練り上げられており、多彩な具体的事業も展開されています。 「ものづくりを独創性と多様性に富んだ産業として振興し、新たな価値を創造する」との理念に、大いに共鳴しました。
他都市調査2日目は、電車を乗り継いで新潟市へ移動。

分権型政令市というビジョンを掲げ、区役所の機能や権限を拡大している新潟市が推進している地域コミュニティ協議会と区長公募制について学びました。

市民の意識が高く、住民自治の伝統がある京都でも、すでに実質的に実施されていることもありますが、明確なビジョンのもとでシステム化を具体化している重要性を実感しました。

活発な質疑応答の後、議場を見学しました。キレイでゆとりを感じる雰囲気で、発言席が対面式にレイアウトされており、臨場感がありました。京都もマネしたいな…… (^.^)

30日の夜は新潟市に宿泊せず、上越新幹線に慌ただしく乗車。2階の席からの見晴らしは最高でした。日置議員(北区)と様々な話に花が咲き、あっという間に群馬県の県庁所在地・高崎に到着しました。

最終日は富岡市へ。高崎駅から上信電鉄に揺られ上州富岡で下車し、富岡市役所でご説明を聞いた後、富岡製糸場を視察しました。

平日にもかかわらず多くの観光客で、文字通り押すな押すなの大盛況でした。55,000m2の敷地の約2割しか公開できない実情ですが、30年計画で少しずつ整備していく予定とのこと。

東京から車で1時間くらいという地の利がある反面、日帰りが多いというジレンマがあるとのこと。世界遺産の関係で高さ制限があったり、トイレ整備が進みにくい点があるとお聞きしました。これからもっと発展していく大きな可能性を実感!

路上にペイントで矢印を示したり、「おせっ会」というボランティアが店先で案内するとか、無料駐車場を商店街の手前に設置すれなど、数々の工夫を重ねておられました。勉強になります。

ローカル線も満員で、駅はレンガ造りにリニューアル。製糸場の来場者が5倍以上に膨れ上がり、80名のボランティアでは足りないくらいだとか。行政視察受け入れも4月から30都市を超えたとのこと。世界遺産効果は絶大ですよね!
密度の濃い他都市調査となりました。京都経済活性化や観光振興のため、これからも貪欲に学んでいこうと思います。

京都駅から特急サンダーバードで金沢へ。駅はオシャレで近代的なイメージ。“おもてなし門”は檜づくりで能の鼓のデザインだとか。風が吹き抜ける爽やかな暑さです。

江戸期から栄える近江町市場は、186店舗ひしめく“金沢の台所”で、地元市民に親しまれていますが、観光客も増えているとのこと。市場への来場者数は1日15,000〜20,000人で、年末は50,000人。食育教室などはあるものの、広告宣伝にはほとんど予算をかけていないらしいです。

ちびっこ美術館など「地域密着」の事業に力を入れています。ちょうど土用丑の日で物凄い行列でした。氷柱が設置され(写真)、涼を呼んでいました。従業員の若さが印象的。後継者難への対策に頭を悩ましているものの、売り上げ増強が不可欠との決意で、アーケードや食堂街などの工夫を凝らしているということです。

金沢市では、ポイ捨て防止条例が施行されており、近江市場がある武蔵地区や金沢駅周辺が対象。女性職員が炎天下にもかかわらず啓発用ポケットティッシュを配っておられました。条例は罰則もあり、科料は1,000円らしいです。

2ヶ所目は中央卸売市場。規模は京都市の半分程度だが取り扱い量は7割くらいとのこと。漁港やICに近い立地条件が地の利なんだなあと痛感。

水産と青果が隣り合わせですが、不夜城のように終日忙しいとのこと。なによりです。野菜の種類が豊富だなと感じました。バナナ加工センターに入ると別世界のように涼しかったです。(^o^)

夕方から市役所に伺い、「ものづくり条例」について説明して頂きました。懇話会や戦略策定会議を重ねて練り上げられており、多彩な具体的事業も展開されています。 「ものづくりを独創性と多様性に富んだ産業として振興し、新たな価値を創造する」との理念に、大いに共鳴しました。
他都市調査2日目は、電車を乗り継いで新潟市へ移動。

分権型政令市というビジョンを掲げ、区役所の機能や権限を拡大している新潟市が推進している地域コミュニティ協議会と区長公募制について学びました。

市民の意識が高く、住民自治の伝統がある京都でも、すでに実質的に実施されていることもありますが、明確なビジョンのもとでシステム化を具体化している重要性を実感しました。

活発な質疑応答の後、議場を見学しました。キレイでゆとりを感じる雰囲気で、発言席が対面式にレイアウトされており、臨場感がありました。京都もマネしたいな…… (^.^)

30日の夜は新潟市に宿泊せず、上越新幹線に慌ただしく乗車。2階の席からの見晴らしは最高でした。日置議員(北区)と様々な話に花が咲き、あっという間に群馬県の県庁所在地・高崎に到着しました。


最終日は富岡市へ。高崎駅から上信電鉄に揺られ上州富岡で下車し、富岡市役所でご説明を聞いた後、富岡製糸場を視察しました。

平日にもかかわらず多くの観光客で、文字通り押すな押すなの大盛況でした。55,000m2の敷地の約2割しか公開できない実情ですが、30年計画で少しずつ整備していく予定とのこと。

東京から車で1時間くらいという地の利がある反面、日帰りが多いというジレンマがあるとのこと。世界遺産の関係で高さ制限があったり、トイレ整備が進みにくい点があるとお聞きしました。これからもっと発展していく大きな可能性を実感!

路上にペイントで矢印を示したり、「おせっ会」というボランティアが店先で案内するとか、無料駐車場を商店街の手前に設置すれなど、数々の工夫を重ねておられました。勉強になります。

ローカル線も満員で、駅はレンガ造りにリニューアル。製糸場の来場者が5倍以上に膨れ上がり、80名のボランティアでは足りないくらいだとか。行政視察受け入れも4月から30都市を超えたとのこと。世界遺産効果は絶大ですよね!
密度の濃い他都市調査となりました。京都経済活性化や観光振興のため、これからも貪欲に学んでいこうと思います。
2014.08.03 (Sun)
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