吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

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議会活性化セミナー-2

2011.11.19 (Sat)
東京都千代田区の剛堂会館で開催された議会活性化セミナーは、多くの地方議員や事務局職員が参加されていました。

午後からは、四日市市議会の樋口議員が登壇し、会派を超えた政策研究会を機に、議会基本条例や政策条例を議員間で徹底討議してまとめた経緯を講演。

市民参加を促進し、情報共有を目指す議会報告会を開催したり、議会の質疑において理事者側の反問(反論も含む)を認めたこと、そして通年で議会を開会されているとの多才な取り組みは、大いに参考になりました。

一緒に参加した曽我議員も、「収穫が多かった」と大喜び。先進事例の御苦労を真摯に学ぶことの重要性を再確認できました。

読売新聞の青山編集委員は、鹿児島県阿久根市の「ブログ市長」が暴走し、市政が大混乱した一連の事件の取材を報告。

地域経済が疲弊する中で、行政職員や議員が楽をして高額の給与を取得しているという「不満」を煽り立てたものの、やがて一時の溜飲を下げたとしても、逆に住民サービス低下を招き手もよいのかと、多くの市民が気付き始めたとのこと。

「減税」「削減」という過激な政策だけで、将来のグランドビジョンを示さないのは、責任ある政治とは言えないと指摘に納得です。

ある市民の「妬みと対立を煽るだけでは何も変わらないとわかった」という証言が耳に残りました。

今、市民の不満と苛立ちをバネに独善的手法を押し通す首長にマスコミが注目し、既存の行政機構や議会を糾弾するムードが支配的です。

そんななか、議会は何をしているのか、議員は何をしているのかという不信を払しょくする真剣な努力が問われていると、改めて痛感しました。

ポピュリズムは、反対する立場の側を「抵抗勢力」とレッテルをはり、敵と決めつけて攻撃します。しかし、それだけで良いのか。多様な意見を尊重し対話を重ね合意を形成するのが、本来の政治ではないのか――と心から思います。

青山氏は、「阿久根市や名古屋市は議会透明化の努力を怠ったことのツケを一挙に払った」と分析しました。他人事ではありませんよね。

また、「グローバル化の暴風雨が直撃する中、円高の嵐が襲いかかろうとしている。そんな厳しい状況で、市場原理主義の暴風から市民を守るのは地方自治体しかない。政治は多数派を形成する権力闘争だけではなく、多くの人が力を合わせ、共生する社会を形成するためにこそある」と指摘。

あー、遠い東京まで日帰り出張して、本当に良かった!

終了後、地域科学研究会のスタッフの方々と、12月2日出版予定の自転車条例書籍の打合せ。大変な作業をしていただいている皆さんに感謝でいっぱいです。

よい本になりそうです。ラストスパート、頑張ります!

議会活性化セミナー-1

2011.11.19 (Sat)
11月19日11時より、東京都千代田区で開催中の議会活性化セミナーを受講中です。

全国市議会議長会法制参事の廣瀬和彦氏から「地方制度調査会の動向と議会運営の取り組み」について講演。

地方分権に向けての現状と課題が明確になり、大変に刺激になりました。

午後からは、四日市市の樋口議員と読売新聞の青山編集委員の講演。

勇んで学んでまいります!


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