吉田たかおのよしだッシュブログ

京都市会議員 (公明党)・吉田孝雄が日々感じたことを綴ります。

指定期間 の記事一覧

広島市役所にて

2008.03.28 (Fri)
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市会議員団の他都市調査2日目は、新幹線で広島市へ。広島駅から昔懐かし市電に乗って市役所に移動しました。

路面電車導入が議論されている京都市の一員として、興味しんしんの乗車体験です。驚いたのは利用客の多さ。そして車の渋滞の無さ。ただ、道路の幅は物凄く広かったです。御池通り並みかそれより広いところばかり。単純に京都に当てはめられないので、いっそうの研究が必要なのでは?

市役所では、ゴミゼロを目指す減量プログラムについて説明を受けました。8種類も分別しておられるとのこと。ビックリしましたが、詳しく質問したところ苦情やトラブルはほとんど無いとのことで、ますますビックリ!

また、広島市として力を入れておられる「エコライフポイント制度」についても説明を受けました。町内会などの地域活動に縁の薄い若い世代にも、積極的な参加意識を持ってもらうための価値的な取組みと思います。勉強になりました。

地球温暖化
のための先進的取組みを貪欲に学んでいくことの重要性を痛感しました。

年度末でもあり、今回の他都市調査は駆け足の出張となりましたが、充実した内容でした。学んだことを価値あらしめていくよう、頑張って参ります!

倉敷市美観地区視察

2008.03.27 (Thu)
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3月27日午後からは岡山市から倉敷市に移動。素晴らしい観光地である倉敷市美観地区に行きました。

市役所で説明をお聞きしたあと、さっそく地区を散策。観光客誘致と増客に対して、市民ぐるみで真剣に取り組んでおられる情熱をひしひしと感じました。

そのご努力の成果を実感したのが、美観地区にある大原美術館です。平日のお昼にもかかわらず溢れるくらいの観光客の皆さんが鑑賞しておられました。

夜は再び美観地区で見事なライトアップを堪能。斬新な発想で努力されている姿を目の当たりにし、勉強になりました。京都も負けてられません!

岡山デジタルミュージアム

2008.03.27 (Thu)


3月27,28日の二日間、私たち公明党京都市会議員団は岡山市・倉敷市・広島市に出張して、環境や都市計画、文化芸術の先進的取組みを視察いたしました。

最初に訪れた岡山市では、駅前にある最新施設岡山デジタルミュージアムを見学。最新のデジタルアーカイブと歴史的文化遺産の融合への斬新な取り組みを学びました。

写真は大道議員(南区)とバーチャルな空中散歩に挑戦しているシーンです。

館長より、時代の流れに色あせない魅力を発信し続けるご苦労をお聞きし、困難に立ち向かう重要性を改めて実感。

関係者の皆さんに敬意を表するとともに、様々なノウハウを惜しげもなく提供していただいたご好意に感謝したいと思います。

京都の文化遺産をどう発信しゆくのか、そして時代を越えていっそう輝かせゆくのか。大きな示唆を頂きました。

午後からは倉敷市美観地区を、28日は広島市役所を視察しました。

ツラッティ千本講演会に参加

2008.03.22 (Sat)


3月22日午後から、千本北大路の楽尺コミュニティセンターで、ツラッティ千本特別講演会「過去から未来への望遠鏡―千本の歴史とまちづくりの歩み―」が開催されました。

千本通りの住民として、また京都市発展への重責の一翼を担わせていただいている一人として、勉強しなければならないとの思いで、時間をこじ開けて参加させていただきました。良かったです。

早い目に到着し、会場の南にある展示施設・ツラッティ千本を見学。(写真) 河原者と呼ばれ差別されてきた人々の歴史を学びました。大正時代に全国水平社が結成された歴史的場所が京都の岡崎公会堂であると知りビックリ! 不勉強を恥じました。

また、戦後の社会運動に発展したオールロマンス事件や五番町事件も京都が舞台とのこと。明治維新の舞台だった京都は人権運動の中心地でもあったのですね。凄いことではないでしょうか。

午後1時半から始まった講演会は、熱心な150名の参加者で埋まりました。世界人権問題研究センター理事の秋定嘉和研究部長は、千本地域にある同和地区の戦前戦後の住宅事情を解説。住民の闘争と行政の取り組みを学びました。

第2部は、同センター理事長の上田正昭京大名誉教授が、「輝く人権のまちづくりをめざして」と題して講演。具体的な歴史事実を通して、差別されてきた人びとが日本文化を底辺から支えてきた誇りある歴史を直視すべきであると喝破され、目からうろこが落ちました。

京都で起章された水平社宣言の「吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行為によって、祖先を辱しめ、人間を冒瀆(ぼうとく)してはならぬ。(略)人の世に熱あれ、人間に光あれ」との言葉を紹介し、昨今の同和不祥事を厳しく批判。私利私欲に走り利権に狂奔する一部の者たちこそ「祖先を冒瀆している」と訴えました。勇気ある発言だと思います。

また、世界人権文化センターの早期開設、宗教を蔑ろにしない教育の重要性などにも言及。人権尊重の流れをより強めていく方途を学びました。しがらみやこだわりを超越した人間性を目の当たりにした思いです。

最後に、後世のためにと、「もったいない」「おかげさま」という素晴らしい言葉を真摯に学んでいくよう提言。心から感動しました。今日をきっかけに、勉強を重ねていきたいです。

議会論戦大詰め

2008.03.21 (Fri)
3月25日の会期末本会議に向けて、提出議案への賛否や付帯決議についての協議が始まっています。

各議員とも「京都活性化」「京都市政発展」という一点で心はひとつ。市役所に缶詰め状態ですが、本会議での採決を目指し喧々諤々の議論を戦わせています。

今回の議会は、市長選挙直後でもあり、骨格予算の審議でした。次回は本格的な肉付け予算が議論されます。勉強を重ねて、市民本位の京都市政に貢献できるよう、がんばってまいります。

下の写真は平山議員とのツーショットです。関心ある方はクリックしてください。おっさん2人が笑顔でガッツポーズしています。


予算委員会市長総括質疑

2008.03.18 (Tue)
3月18日、普通予算特別委員会の市長総括質疑が開催され、朝10時から夜6時半までの長丁場で与野党21名が登壇。来年度予算を中心に市政の重要案件を議論しました。

公明党からは、曽我議員(伏見区)が4番手に登場し、不祥事根絶への市役所改革のために職員から自由に提案を受け入れていく制度の拡充を訴え、市民参加・情報公開・広報広聴充実の流れを加速するように提案。ネガティブな議論が続く空気を一新するさわやかな風を送りました。

9番手は私と同期の平山議員(西京区)です。住宅マスタープラン見直しと周辺部交通網の拡大を訴えたあと、子育て世代の声を反映した具体策を提案しました。野党議員が熱心にメモを取っていたのが印象的でした。これって良いことですよね。

15番手に登場した木村議員(中京区)は、中国残留邦人支援など他の誰も取り上げていない重要案件を取り上げ、前向きな答弁を勝ち取りました。地道に調査を積み重ねている事前の取り組みの姿を見ているだけに、心から感動しました。さすがです。

20番手に登壇した津田議員(伏見区)は、地球温暖化への具体策を主婦の目線で論じました。現場を歩いているからこその説得力です。公明党の強みをいまさらのように教えてもらいました。

予算や決算の委員会の市長総括は、議案審査と局別質疑を終えたクライマックスで各会派の代表選手が市長に真っ向から質問をぶつける晴れ舞台。どの議員も、個性を発揮して熱弁を披露し、大変に興味深かったです。

上下水道局の不祥事で、分限免職された元職員にカンパを募ったという問題に加え、新たに他の部局の幹部にも中抜け疑惑が浮上したということで、開会時に5台以上のTVカメラが取材。騒然とした質疑でした。不祥事根絶はなんとしてもやり遂げなければなりません。与党議員からも激烈な批判が投げかけられました。当然なことです。

各局のクルーが引き上げて、議事も進行した夕方になって、ある野党議員の登壇のときに再び一部のTV局の人たちが入室してきました。物々しい緊張が走ります。その議員の質問自体は、他の会派からも提起された議論とそれほど変わらないものであり、「調査中」との答弁を切り崩せないまま、今ひとつ迫力に欠ける内容で終わったのですが、不祥事を追求し市長を糾弾する姿は、きっちりカメラに収まっていました。

首をかしげるのはこれからです。次の与党議員が登壇すると、クルーはそそくさと引き上げるではありませんか。なぜ、糾弾と追求の場面以外の真摯な議論や具体的な提言を取り上げようとしないのでしょうか。もし、明日以降のオンエアで「与党は市長と馴れ合いだ」というようなイメージが視聴者に植えつけられたら、とんでもないことです。

かつて、私は国会でくりひろげられる党利党略を「パフォーマンスを前面に出したバラエティ政治だ」と批判しましたが、京都市不祥事根絶への真剣な取り組みも、同じような茶番劇に陥れられるのは、まっぴらご免です。明日以降の放映に注目したいです。(ちっぽけな地方議員のミニブログですが、言うことは大きいでっせ!)

動物愛護の皆さんと懇談

2008.03.17 (Mon)
3月17日――本格的な春の訪れを実感する暖かな昼下がり、市内のホテルで行われた動物愛護団体の合同例会に参加させていただきました。

かけがえのない生命の尊厳が軽視され、不幸な事件が頻発している風潮を憂い、動物愛護のボランティアを熱心に活動されている方々と出会えたことは、私にとって本当に幸せなことです。偶然にも、大先輩の大道議員(南区)が長年懇意にしておられる団体でもあり、2月のセミナーに参加した私たち2人を例会にお誘い下さったのです。

常任委員会の日程と重なり、泣く泣く欠席した大道さんから「頼むで!」と託され、不肖・私が右代表で参加させていただいたのですが、会場に着いた私を皆さん笑顔で迎えて下さり、本当にうれしかったです。

時の経つのを忘れるとは、まさにこのことを言うのかと思うほど、喧々諤々の意見が交換されました。と言っても、ネガティブな愚痴や批判ではなく、長期ビジョンに立った価値的なアイデアが活発に交換されたのです。動物虐待の現実と向き合い必死に実践してこられた方々の重い言葉に、ただただ圧倒されました。

捨てられた動物たちが里親が見つかるまで保護される一時施設に対する様々な意見は、本当に建設的で示唆に富んでいました。実現するには幾つものハードルを越える必要がありますが、重要な観点だと痛感。

また、動物園のあり方についても、深い愛情に裏打ちされた情熱的な声が飛び交いました。動物愛護を通して、人類的視野に立った高潔な議論が展開され、心の底から感動しました。

エゴが蔓延する社会を変革
するためにも、決して中途半端になってはならないと、強く決意しました。善意の声を現実化するためにも、行政の責任は重大です。真剣の二字で研鑽に励み、お役にたてるよう頑張っていこうと決意しました。やりまっせ~っ!

今回お邪魔した皆さんのHPを下記に紹介させていただきます。名前をクリックしてください

日本動物ネットワーク京都さん


京都創生シンポジウムに参加

2008.03.16 (Sun)


3月16日午後2時より弥栄会館で開催された「京都創生」文化シンポジウム“京都発・花街の文化とまちづくり”に参加しました。

弥栄会館は、祇園甲部歌舞練場に隣接する戦前から各種イベントが開かれた歴史ある施設です。400名以上集った方々は、ちらほらと和服姿の女性や学生風の若者が見受けられたものの、半分以上が60代~70代のロマンスグレーの紳士たち。外国人観光客の姿もあり、他のイベントと一味違った雰囲気です。

特筆すべきは、受付でもらったパンフレットのお洒落なこと! 知的好奇心を刺激する小冊子もあり、関係各位のご苦労に敬意を表します。パンフを見ると歌舞練場探訪ツアーや茶会「花街の粋を楽しむ」も同時開催されていて、もっときっちりと調べて申し込んでおけばと、ちょっぴり後悔しました。

シンポジウムは、2時間半という長さを感じさせない充実した内容でした。また、パネリストの半分が上京区の方とのことでビックリ。景観保全とまちづくりの共存、文化の継承と広がり、奥深い芯の部分をいかに伝えるか・・・・・という問題が提起されました。京都全体の課題の凝縮版といった趣きで、興味深かったです。

帰途につくときもまだ暖かく、道行人たちの多くがコートを脱いでいました。異国語が飛び交って商店はにぎわっており、通りかかった舞妓さんにカメラが向けられていました。物珍しい異国情緒の段階から大きくステップアップして、日本の心への理解がより一層深まっていくためにも、文化芸術・観光振興・景観保全の取り組みを、いっそう推進していかなければならないと実感しました。

後日、市当局よりブログへの写真掲載に理解をいただき、画像を提供してもらいました。下の画像をクリックすると大きく表示します。



3月度文教委員会で質問

2008.03.14 (Fri)
3月14日10時より市会第2会議室で文教委員会が開催され、日置議員(北区・文教副委員長)とともに出席しました。

午前中の文化市民局では、京都市証明等手数料条例改正について審議されたあと、3月にまとめられた配偶者等からの暴力に関する調査報告書が取り上げられました。これは昨年の夏に無作為で抽出された市内在住の男女5,000人にアンケートを依頼し、25.8%から回答が寄せられたものです。

私も最後に登壇し、20歳代の男女の回答率が群を抜いて低いことを重視。現在の分厚い調査票方式から発想を転換する必要を訴え、公共施設の待ち期間を有効利用するとか、イベント参加者に声をかけたりネットを活用したり等のアイデアを提示しました。

次に路上喫煙禁止条例が議題になり、先日の審議会で6月1日から1,000円の過料を徴収するとの答申があった旨が報告されました。私は予算委員会で触れた分とは角度を変え、監視指導員のキメ細かい運用体制と定点観測の定期報告継続を主張。京都活性化の大切な政策です。今後も積極的に提言をしていこうと実感しています。

続いて行われた一般質問でも挙手し、本日3度目の登壇。京都独自の取り組みである四文字熟語・人権マンガのコンテストを取り上げ、一層の発展のために女性に配慮したキメ細かな事前周知を訴えました。

午後からの教育委員会では、下京区の小学校統合に伴う条例改正を審議。その後の一般質問では、多くの委員が登壇したので一瞬びびりましたが、貴重な時間を無駄にしてはならないと勇気を出して手を挙げ、昨年5月の代表質問で取り上げたCAPの拡大を論じました。

子どもたちがいじめや暴力から自らの力で身を守る画期的なプログラム
であるCAPですが、先週にワークショップに参加したばかりのホヤホヤなので、突っ込んだ議論ができました。上記DV報告書に、暴力への抜本的防止のためには教育現場で小単位のロールプレィングが重要との識者の見解が紹介されています。今後も、子どもの人格を尊重し、声なき声に真摯に耳を傾けるCAPの重要性を、勇気凛々と行政に訴えていきたいです。

先週からの根をつめた調査作業に加えて、様々な事務作業があって疲労がピークに達したためか、声が出ず呂律が回らない状態。大変でしたが、どうにか乗り切りました。

いよいよ2月議会も大詰め。気合を入れなおして頑張ります!

予算委員会局別質疑-3

2008.03.12 (Wed)
3月12日は予算特別委員会局別質疑の最終日。私が所属する第1分科会では、会計室・理財局・産業観光局への質疑が行われました。

長丁場の疲れに加え新たな不祥事も明るみに出たこともあったのか、どことなくざわついた雰囲気だったのですが、大道議員(南区)が登壇すると一気に引き締まりました。各会派の議員や理事者が耳を澄ませる真摯な空気の中、財政再建の主軸である理財局の懸案に対して、京都の未来を展望した京町家再生プログラムや広告収入事業の推進など具体的に提言。声にならない感嘆のため息が聞こえてきました。さすがです!

産業観光局
に対しては、津田議員(伏見区)が観光施策の一層の振興のために、海外の招致拠点の拡充や外国語案内強化などを論じました。2月に産業観光局が発表した外国人観光客への意識調査を踏まえた、中身の濃い提案がてんこ盛りで、本当に勉強になりました。

私は、公明党のラストバッターとして夕方に登壇。希望にあふれた柔軟な伝統産業振興策の推進と中小企業事業承継支援の拡充を主張するとともに、お客さんのニーズを先取りした観光案内所の充実のために府市協調を深めるべきと訴えました。

前日の質疑で、「不祥事根絶のために魂を入れなあかん」との意見が出て新聞の見出しになりましたが、それだけで終わっては不十分だと思います。政策立案と推進にこそ魂を入れるべきであり、そのためにも官僚主義を克服して熱意ある若手職員の柔軟な発想をもっと積極的に取れなければならないのではないでしょうか。

時間がなく早口になったこともあってか、私の時間には再びざわつきがありました。まだまだ修行が足りませんなぁ。とほほ・・・・・。現場をダッシュして貪欲に学び、精進を重ねて成長してまいります。
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